毎日、民主党という「囲い」のなかの小動物の群れの動きが報道されるなか、今朝はTVでいやな笑顔を見た。例の鳩山由紀夫氏の軽井沢の別荘。そこに、小沢一郎氏が子分とともに四十五分間いて、妙な作り笑いをしている映像。
そして、小沢氏の横がテレビに映るところとわきまえて取り囲んだ「側近」のおべんじゃら笑顔。鳩山氏の勉強会に小沢氏と側近が参加したということらしい。いったい、こいつら何をしておるのか。
国家と国民に訴える姿勢がない離合集散の映像である。お国を思ふ心のみじんも感じられない顔である。これを朝に見て、気分が悪い。四十過ぎたら、顔に責任を持て!
日本を守る「天」の観点から「囲い」のなかの面々を評価してみる。
小沢一郎氏。この人物に関し、マスコミは検察審査会の結論待ちだからと言うが、真の欠陥はそういうことではない。彼は、国連中心主義者であり中国共産党人民解放軍の兵隊である。つまり、日本人ではない。これを露呈したのが、昨年十二月の北京訪問であり天皇陛下と中共の若手幹部習某との会見強要である。このような人物は、天から見れば既に失当であり、掃蕩すべき無道の者である。
鳩山由紀夫氏。これが如何に無能であるかは本人以外皆知っている。軽井沢で、こともあろうに、それが主催している「勉強会」だと!いったい、何を教えるのか。
軽井沢で、その「無能に教えられる生徒」が国会議員だとは、おそれ入りやの鬼子母神だ。いや亡国だ。要するに、ぼんぼんが自慢の軽井沢の別荘を見せびらかしたいだけなのだろう。この者は、別荘に民主党議員が多く来れば優越感に浸れるというだけで、別荘を維持している。別荘の維持が派閥の維持か。こいつら、世も末だ。
それが、分かっているから、大韓航空機爆破犯人の金を自分の別荘に呼び入れたこが許せなかった。
菅直人氏。村山富市が村山談話を残し菅直人が菅談話を残した。もうそれで終わり!ただ、これだけの男だ。菅談話がこの者の全てだ。もう化けることはできない。
以上、民主党の党首選挙は、このレベルで行われる。そして、国民は学習する。腹の底から分かる。我が国再生のためには、真の保守の再生しかないことを。
さて、本日産経朝刊の「主張」欄に、「シートン思う夏」という社説が載っている。本年が「シートン動物記」のシートン生誕から百五十年だとは初めて知った。
社説は、動物記のなかの動物たちとアメリカの西部開拓で死滅したバイソン達のことを書く。しかし、アメリカインディアンのことには触れていない。西部開拓で絶滅していったのは動物達だけではない。人間も絶滅したのだ。
今、手元を探しても見つからないので記憶だけで書くが、シートンが「この本を書くために生まれてきたのではないか」と思う本は、「レッドマンの心」という本だ。
晩年のシートンは、サンフランシスコで、二十歳か八十歳か分からない人物(女性)に会う。そして、彼女からレッドマン(アメリカインディアン)の心を教えられる。その聞き取りが「レッドマンの心」である。
そして、この本を読むと、レッドマンの心と日本人の心がそっくりなのを知って驚くのである。また白人がレッドマンを襲い滅ぼしていくときの残虐行為は、大東亜戦争でアメリカ軍がした行為と全く同じである。アジアの前線を視察したリンドバーグは、ヨーロッパではナチスがしている行為をアジアではアメリカがしている、と言った。
レッドマンと日本人、そのそっくりな心情を次に書いておく。シートンの聞き取りより。
インディアンの母が言った。「友と二人で戦場に行って、友が敵に囲まれているのに、自分だけ帰ってきてはなりません。友を助けに戻りなさい。友を助けることができなかったら、友と共に討ち死にするのです。」
連邦政府に墳墓の地から立ち退きを命令された酋長が言った。「白人の神は、ただ白人だけを可愛がる。しかし、自分たちのグレイトスピリッツは、そのような依怙贔屓はなさらない。
白人は、死ねばどこか別の世界に行ってしまい地上のことは忘れる。しかし、我々のご先祖は、決して地上のことは忘れない。 ご先祖は時々、あの美しい峰のうえに来たり、あの湖の畔に帰ってきて我々のことを見守ってくれている。」
これらレッドマンの心は、靖国の母のようであり、お盆の行事を続ける心情、そして、靖国で会おうと言った心情とそっくり同じである。
動物達を追い詰めるのと同じように、ヨーロッパやアメリカの白人は人間も追い詰めた。これが、二十世紀前半までの世界である。この流れと戦ったのが、唯日本一国である。ここが分からなければ、我が国の近現代は分からない。
シートンは、インディアンの老婆に教えられて分かった。今の日本人、とりわけ村山富市や菅直人は分からない。だから、各々馬鹿な談話を出して子々孫々にまで恥を伝えることになった。
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6104 お国を思ふ心なし、また、シートンについて 西村眞悟

コメント
大変参考になりました。