小沢氏が民主党代表選に出馬することになった。もっともすでに出馬表明していたのだが、菅首相との仲介役を任じた鳩山前首相が「挙党態勢」を掲げて変な動き方をしたものだから、惑わされた。
これで管ー小沢の一騎打ちだ。勝負の行方はなんともいえない。世論調査では8割前後が菅首相支持。党内の国会議員数では小沢氏が優位に立っている。
投票は国会議員、地方議員、党員・サポーターによって行われるが、国会議員は1人2ポイント持つ。それも無記名投票だ。だから、いずれかを支持するグループに入っていたとしても、どう投票するか、本当のところはわからない。
14日の投票まで2週間の選挙戦だ。かつては野党の党首選びだったが、今度は首相選びに直結する。もっとも、小沢氏の場合は、代表になっても首相には別の人物を担ぎ出すという選択肢もありうる。
3ヶ月前に鳩山氏とともにダブル辞任した人だ。朝日も産経も「あいた口がふさがらない」と書いた。
あいた口がふさがらないというのは、ジャーナリズムの表現ではない。庶民感覚としてならわかる。政治ジャーナリストがぽかんと口をあけていたら、愚鈍さ丸出しというころになる。
世論の猛反発が予想されるのに、小沢氏はなぜ出たか。党内に小沢待望論があるのはどういうことか。その政治力学を分析しなければ政治ジャーナリズムにはならない。
いずれが勝っても負けてもノーサイドとなったら挙党態勢で臨むという。本当にそうか。寄り合い所帯のバラバラ政党だから、もう一度、割れたほうがいいような気もする。それが、いうところの「ガラガラポン」の引き金になるのなら、政治の成熟につながる。
あえて予想すれば、菅首相体制のままいけば、来春の予算審議で追い詰められ、いわゆる「追い込まれ解散」となる。
小沢氏が勝てば、連立組み替えから大連立まで、選択肢がいくつもある。最後の「剛腕神話」を見ることができそうな気がする
杜父魚文庫
6158 稀にみる一大決戦だ 花岡信昭
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