福田赳夫氏が創った自民党の清和会(町村派)がお家騒動で揺れている。派閥のオーナー的な存在だった森元首相が2日の同派幹部会で退会届を提出した。町村信孝会長が慰留に努めたが、森氏は退会届を提出したまま去った。
ことの起こりは、8月の参院自民党議員会長選で同派の推した谷川秀善・前参院幹事長(町村派)が、派内から造反議員が出て対抗馬である中曽根弘文氏に敗れたことが原因である。幹部会では中曽根氏の推薦人になった同派議員五人の処分で協議した。
この造反で安倍元首相は幹部会で、推薦人の1人から相談を受けた際「自分の思うようにしたらいい」と中曽根氏を事実上支援した経緯を認め、造反組を処罰する場合は派閥の相談役を辞任する意向を表明した。安倍氏は次の会長候補といわれている。
杜父魚文庫
6172 森元首相が清和会から退会届 古沢襄

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