6236 「中国よ、反日ありがとう」をふたたびーー尖閣諸島へ侵略の牙 宮崎正弘

新任丹羽大使を四回もよびつける傲岸不遜に日本のナショナリズムが沸騰するか。外務大臣が当該駐在大使を呼びつけるのは外交的にありうる。
それを袖にするのも高圧的ガイコウの一手段だ。げんに05年反日暴動のおり、駐日中国大使の王毅は日本外務省の呼び出しに応ぜす、公使を代理に赴かせた。
国際常識から照らしても非礼千万である。しかも本人は親中派代議士の後援会に和歌山へ行って講演をしていた。日本はなめられ、しかもこの傲慢不遜、筆舌に尽くしがたいほど非礼な王毅は帰国後、出世して、台湾弁事処主任。
ならば丹羽大使も、逐一呼び出されても拒否すればいいではないか。
尖閣諸島での衝突は100%中国側に非があるのだから。しかも中国に甘い民主党政権の閣僚たちも、ほぼ全員が尖閣諸島問題では中国に批判的である。
しかし、この商人大使は、内外の評判も最悪だが、外交センスが疑わしく四回もの異例の呼び出しに、のこのこ出かけてしまう。
机をたたいて、むしろ中国側に抗議したのかといえば、反対で「国内法にしたがって粛々と処理する」と丹羽大使は基本姿勢を繰り返したのみ。
一方、反日カルト集団は台湾でも尖閣上陸のフォーラムを開催したほか、香港、台湾からも反日派が一斉に尖閣諸島海域に漁船を仕立てて集結する構えを見せている。華僑の一部が資金提供をしている。
 
もともと中国の「漁船」が海上保安庁の警備艇に意図的に衝突し逃亡しようといたことが発端、この「船長」は特殊訓練をうけた旧軍人か諜報活動メンバーではないかとする声も強い。
問題は軍の暴走なのか、胡錦濤はどこまで知っていたのか、政治軍事一体のはずの中国に、なにがしかの変化があるのか。
それはともかくとして、日本にナショナリズムが久々に沸騰する。05年反日暴動を総括して筆者は『中国よ、反日有り難う』(清流出版)という書籍を上梓したが、今回再び、日中激突の季節を迎えた。
杜父魚文庫

コメント

  1. ワン太 より:

    北沢は漁業監視船は現場を去ったと沈静に躍起になっておるが、本当に去ったのか?
    頼むは第11管区海保と担当の石垣海上保安部
    mail:ishigaki@kaiho.mlit.go.jp
    です。
    チャイナの嫌がらせメールがうんとこさ行ってると思いますので、愛国者の皆さんは
    第11管区海保と担当の石垣海上保安部に激励のメールをして欲しいです。

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