6246 中国の本音は菅首相の続投を歓迎 古沢襄

中国は菅首相の続投について、他国の内政を理由に論評を避けている。しかし中国の消息筋によれば、菅続投の方が対日政策がやり安いとみている。中国は民主党政権になって日米同盟が揺らいでいることを歓迎している。
それなら脱米国色が濃い小沢政権を待望しそうなものだが、対中政策で無策に近い菅政権の方が、東支那海の権益拡大を狙う中国にとって、威嚇がきくやり安い相手だという。如何にも実利主義の中国らしい。菅首相も甘くみられたものである。
杜父魚ブログは海外の邦人によく読まれている。日本の新聞・テレビで連日の様に報じられた民主党の代表選挙だったが海外の関心が低かった。とくに東南アジアではまったく関心を示していない。
ここ二日間の海外からのアクセス上位一〇位をみると米国、中国に次いでドイツ、カナダ、韓国、スエーデン、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、タイの順。それも東支那海における中国漁船と海上保安庁の巡視船の衝突の解説ニュースに限られた。
①United States②China③Germany④Canada⑤South Korea⑥Sweden⑦France⑧Australia⑨New Zealand⑩Thailand
民主党政権が内向けの政策に終始している影響なのだろう。外交不在の日本は東南アジアで発言力の低下を招いている。東アジア共同体構想も夢のまた夢、国内向けのPRといわれても仕方ない。
杜父魚文庫

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