タイムリーな本の紹介です。日本と中国、日本人と中国人はどこがどう違うのか。かつて私も「一衣帯水」とか「同文同種」という言葉に幻惑され、中国人と日本人は類似点多々と思いこんでいたのですが、実際に中国で暮らし、中国の人間や社会に触れてみると、実は大違い。
そんな日中の相違をうまく説明した書が「ここまで違う日本と中国」です。著者は石平氏と加瀬英明氏の二人。表紙や帯には以下のような説明が記されています。
「中華思想の誤解が日本を亡ぼす」「相手に悪いと思う日本人、相手が悪いと思う中国人」「海をへだてる日・中文化の違いはイスラムとキリスト教文明の差より大きい」
私がなかでもとくにおもしろそうだと思うのは、以下の部分です。
「神社は清い水、道教は豚足スープ」「清いせせらぎのような仮名」「個人の体験でしかない漢詩」「日本語を借りないと成り立たない現代中国語」「世界の常識が通じない『中華民族』というフィクション」「中国人にとり一番我慢できないのは日本人」
杜父魚文庫
6277 日本と中国はなにが違うのか 古森義久
古森義久
コメント
石平氏の著作を多くの日本国民に見てほしい。価値観が変わると思います。すばらしい著書の紹介ありがとうございます。
たしかに日本人とのちがいは、よく感じます。
今度読ませてもらいますね。