中国の大富豪らは何故「社会貢献」とか「慈善事業」に興味がないのか?ビルゲーツ、バフェットらの「フィランソロフィ(慈善)」は「陰謀だ」そうです
全米一の大富豪と全米第二位の富豪が連合して「慈善事業」を多角的に行っていることは世界のマスコミが報じるので、日本でも有名だろう。
ビル・ゲーツとウォーレン・バフェットは共同の慈善事業財団を立ち上げた。世界一の投機家ジョージ・ソロスとて、あちこちで大学を寄付したりフィランソロフィ(Philanthropy)にも余念がない。大富豪で寄付をおこなう人間は欧米では尊敬される。
中国のスーパーリッチは『フォーブス』の調べで114人。
ビル・ゲーツとウォーレン・バフェットは北京におもむき、中国大富豪50名をディナーパーティに招いて「フィランソロフィ」に関しての“講義”をおこない、多大な寄付を集める予定だった。
突如、当局から横やりが入ってディナーパーティが開催できるか、どうかは疑問となっている。ゲーツらの訪中も実現するか、どうか不明という。
また「日本と戦争をやれ」と過激なナショナリズムに溢れる中国のネット上での議論は米国の慈善事業講義なんて、それは「陰謀」の一種だと言う。
理由はアメリカ人の大富豪が北京へやってきて、そういうチャリティをやることは反対ではないが、招かれる大富豪のなかの「誰が中国のロスチャイルド?」「誰が中国のカーネギー?」「誰が中国のロックフェラーになるのか?」という詮索の場にもなる懼れがあるからという。なんだか嘘くさい。それは言い訳に過ぎないのではないか。
530億ドルVS3080億ドルという数字がある。530億ドルが、中国の大富豪らが昨年、慈善事業に寄付した金額。後者はアメリカの大富豪らのそれ。数字はヘラルドトリビューン、2010年9月22日付け。
▲中国の伝統的行為から「近代化」するか、偽善に留まるか?
中国の伝統的思考では、金持ちは吝嗇、しかもカネを持っていることを他人の前にひけらかしたりはしなかった。庭に穴を掘ってカネを隠した壺を深く埋めたり、現代ではさっさと海外へ送金し、秘密口座に隠匿する。
中国人口の一割をしめるという富豪が隠している財産は5兆9000億人民元(邦貨換算でおよそ78兆円)という。
高級官僚は賄賂の蓄財にいそしみ、貧困層の救済にはまるで関心がなかった。税法ならびに慈善団体の法律がなかった。2011年までに中国は慈善事業法を制定し、非営利団体の活動を緩和する方向になるという。
これがミソだ。中国の公安当局は、これまでは慈善などという「非営利団体」を「人権」「自由」「宗教」の隠れ蓑と算定し、反政府運動に転化することを警戒してきた。それが共産党政治の実態だから、短時日のうちに思考を変えることが出来るか、疑問が残る。
とはいえ、四川省大地震以後、チャリティに対する中国人の考え方は大きく変わっている。なかば強制的な寄付行為や、どこそこの企業はいくら寄付したとか、日本企業の寄付金額は不足気味だとか、ハチャメチャの報道もあったが、無名のボランティアが現地に駆けつけ、多くの中国人がなけなしのカネを寄付したこともまた事実である。
だから人前でチャリティをやったり、資金を透明化してみせたりの仕儀は伝統的中国人には似合わないのだが、これも世代間によりアメリカ的価値観がわかる新世代が増えたということなのだろう。
(読者の声)シナ人の恐喝は、日本の核武装で簡単に解決できるのです。丸腰で核兵器で武装する盗賊を説得する? こんな単純にして明快な「正解」を無視する? 核武装反対、または消極的な前原外相にしてこうだ。
“外交で解決できる”と本当に思っているふしがある。それじゃ中国海軍の艦船が海保の巡視船に発砲したらどうするの? 日本社会の根本問題は高学歴なお坊ちゃん政治家が、自分の哲学を最高と思っていることですね。
つまりjuvenile nation (not fully grown or developed nation, refer to children) ということです。保守革命が必要だと信じている。(伊勢ルイジアナ)
(宮崎正弘のコメント)北の将軍様を扱いあぐね、なんせ皇帝が、保護区の王様の訪問先までご機嫌伺いに行くのですからね。北が核兵器もってなかったら平壌の王様ごとき、土下座させたでしょうに。
むかし、海部首相が現職の時、瀋陽だか、あのあたりで避暑をしていた江沢民のもとへ挨拶に行った。わざわざ遠くまで北京から迂回してきた日本の首相ゆえ「なにごと?」と身構えれば「北京にきたので時節柄ご挨拶に」と海部が答えたとさ。これを正真正銘の馬鹿と言うのではありますまいか?
いま日本がやることがもう一つ。駐北京大使をただちに召還せよ。半年は帰らなくて良い。
杜父魚文庫
コメント
中国漁船領海侵犯の件、中国側の要求がエスカレートしています。
中国は米国と並んで、非常に好戦的な国です。
第二次世界大戦後、十数回の戦争を行っています。
ほとんどの日本人は知りませんが、第二次大戦後、領土を広げた唯一の国です。
殺害した人間の数は、自国民の虐殺を含めると、米国なんかの比ではありません。
あるサイトにあったその歴史一覧を引用します。
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1285068976/-100
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中国60年の歴史
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1949年 東トルキスタン侵略、占領(ウイグル大虐殺)、民族浄化継続中
1950年 大躍進、文化大革命3000万人大虐殺開始
1950年 朝鮮戦争参戦
1951年 チベット侵略、占領(チベット大虐殺)、民族浄化継続中
1959年 インド侵略(中印戦争)アクサイチン地方を占領
1969年 珍宝島領有権問題でソ連と武力衝突
1973年 中国軍艦が佐渡島に接近、ミサイル試射
1974年 ベトナム、パラセル諸島(西沙諸島)を軍事侵略、占領
1976年 カンボジア、クメール・ルージュによる大虐殺を強力支援
1979年 ベトナム侵略(中越戦争)、中国が懲罰戦争と表明
1988年 スプラトリー諸島(南沙諸島)を軍事侵略、占領
1989年 天安門事件
1992年 南沙諸島と西沙諸島の全てが中国領土と宣言
1995年 フィリピンのミスチーフ環礁を軍事侵略、占領
1996年 台湾総統選挙恫喝、台湾沖にミサイル攻撃
1997年 フィリピンのスカーボロ環礁の領有を宣言
1997年 日本の尖閣諸島の領有を宣言
2003年 スーダンのダルフール大虐殺を強力支援
2005年 日本EEZ内のガス資源を盗掘
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2007年現在でも、非漢族に対する大虐殺、婦女子を強制連行・中絶・不妊手術、まさしく民族浄化を継続中である。
記録に残ってるだけでもこれだけあるのに、「中国は歴史上、他国を侵略したり、他国の領土で殺人・放火をしたことはない」が政府の声明。
侵略と虐殺の限りを尽くすナチより凶悪・残虐な中国共産党。