6310 クリントン国務長官が言明「尖閣諸島は安保条約の対象」 宮崎正弘

前原外相との日米外相会議の席上、米国は曖昧な態度を変質させた
9月23日、国連総会で菅が演壇に登ると分かると四分の三が退席した。オバマ大統領の演説は満員で、日本はその後だった。菅首相は日本語で演説した。援助をばらまくという内容で、義理で被援助国の代表が座っていたくらい。惨めだった。
同じ頃、前原外相はクリントン国務長官と会談し、アメリカ外交を司り、女帝ともいわれるトップからたのもしい言質をひきだした。
クリントンは「尖閣諸島は日米安保条約第五条の対象である」と言明したのである。
「日米安全保障条約第五条」とは、「各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
前記の武力攻撃及びその結果として執ったすべての措置は、国際連合憲章第五十一条の規定に従って直ちに国際連合安全保障理事会に報告しなければならない。その措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全を回復し及び維持するために必要な措置を執ったときは、終止しなければならない」。
つまり簡単に言えば、米国が日本の防衛義務を負うと書いてある条文である。
  
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(読者の声1)本日(23日)成田空港で見た光景です。中国人団体20名ほど、みな表情がこわばっていました。引率らしき男性がいろいろ注意事項を説明しているようでしたが、必死の覚悟で日本にやってきたといった雰囲気がありあり。尖閣問題を中国が国内でどのように報じているのか、推して知るべし。日本人は民度が違うから石を投げたりはしないのですがね。(PB生)
(宮崎正弘のコメント)北京の日本人学校も大使館周辺の日本食レストランも緊張しているそうですから、それはお互い様では? こういう時に小生は北京へ行きたいのですがねぇ(苦笑)。
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(読者の声2)尖閣諸島は、我が国の領土です。共産支那すなわち中共(中国共産党=中華人民共和国)の侵略を絶対に阻止しなければなりません。奴らの暴挙や妄言は「主権侵害」とか、「内政干渉」とか、「領海侵犯」とかではなく、まさしく「侵略」です。
奴らとの「戦争」を覚悟しなければならない時代がやってきたのかも知れません。「軍事戦争」を戦う前に「思想戦争」に勝たなければなりません。日本人の雄叫びを上げましょう。(KM生、練馬)
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(読者の声3)先日、河添恵子さんの講演会があり出かけてきました。ブータンの取材から帰ったばかりでしたので、ブータンの今、から講演は始まりました。
そして近い将来わが国もブータンのようにならないとも限らないと、ニセコの例を挙げて講演を終えられました。質疑応答での質問者の多くが背筋が凍る思いがしたと語っておられました。
「中国人の世界乗っ取り計画 」の著者でもある 河添恵子さんのお話は、中国人のあくどさを余す所なく語られ、中国人が身近に引っ越してきて、その生活ぶりに日々驚愕している私としてはあらゆる点で納得出来ました。
近所にたった一人の中国人がいるだけで生活の不安がありますのに、国土までも奪われてしまったらと思っただけで、恐ろしくなります。
そうならない為にも河添恵子さんの27日発売の『WILL』十一月号のレポートを多くの人に読んで欲しいと思います。(FF子、小平)
(宮崎正弘のコメント)尖閣諸島問題で、多くの日本人が中国人の侵略性という本質を目撃できたと思います。
杜父魚文庫

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