6399 小沢一郎起訴で日本の政治はどうなるのか 古森義久

さあ、小沢一郎氏が起訴されることが確実となりました。不死鳥のように幾多の「小沢さんももうこれで終わり」という局面をみごとにくぐりぬけ、さらなる勢いで日本の政治をぎゅうじろうとしてきた小沢氏は今回はどうするのか。
刑事事件での起訴となると、これまでの政治での浮沈とは状況は異なります。この小沢起訴で菅政権はどんな影響を受けるのか。民主党全体としてはどうなのか。
このところ汚辱を背負った日本の検察がこんどはどう動くのか。これからの波乱はおもしろいといえば、おもしろい。しかし「日本の国が壊れる音」がこの小沢起訴なのか。みなさんのご意見も聞きたいところです。
               ======
民主党の小沢一郎元幹事長(68)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、東京第5検察審査会は4日、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で告発され、嫌疑不十分で不起訴処分となった平成16、17年分の虚偽記載容疑について、「起訴すべき」(起訴議決)と判断した。
第5検審は4月に「起訴相当」と議決しており、昨年5月に施行された改正検察審査会法に基づき、小沢氏は、東京地裁が指定する弁護士によって強制起訴される。
小沢氏をめぐる同事件は検察の2回の不起訴処分が、国民の判断によって覆されるという異例の事態となった。民主党は今後、小沢氏について、離党勧告も検討。「政治とカネ」の問題が再燃しそうだ。
第5検審は4月27日、衆院議員の石川知裕(ともひろ)被告(37)=同法違反罪で起訴=ら元秘書3人と共謀が成立すると認定し、「起訴相当」と議決。だが、再捜査した東京地検が5月に再び不起訴処分としたため、第5検審で再審査が行われていた。
再審査は1回目の審査員と違うメンバーで行われ、検察官から意見聴取をするなどしてきた。議決では、11人のうち8人以上が起訴すべきと判断した。
昨年5月の改正法施行後、これまでに、兵庫県尼崎市の脱線事故でJR西日本の歴代3社長、明石市の花火大会事故で県警明石署の元副署長、沖縄県の未公開株詐欺事件で投資会社社長-の3件5人が強制起訴された。政治家が強制起訴されれば、初のケースとなる。
杜父魚文庫

コメント

  1. rokubeisan より:

    叩上げの政治家で秘書にお金を任せることのできる人はいないと思います。親分の意図を、番頭経由で別の秘書に伝えるということはあると思います。でも番頭は親分に報告します。自分の思い通りにならなければ、腹心もきっぱり遠ざける人が任せられる訳ありません。鳩山さんも首相でなければ捕まっていたのではないでしょうか。彼は出金依頼表にサインしているのですから。事実上とりあえず「陶片追放少なくとも一年」です。彼の問題は「政治とカネ」とされますが、私の懸念の半分は、国際関係にありました。残りの半分は彼の子分の顔ぶれと立振舞いにありました。彼らが中心になれば、日本はつぶれると感じてました。彼は相続してないかもしれませんが、北朝鮮、中国利権の中心といわれた自民党の派閥の末子です。どちらの国もまだ生の権力闘争と利権で動いている国です。昨年来の中国、韓国での行動、発言は実に危ないと感じてました。尖閣で大騒ぎの9月、島に釣りに出かけ、その島に某政党の幹部も居合わせ、同党のスタンスが少し変化したと思っています。現政権はもう危ういので、もう少しで日本の終わりの音を聞くところだったと思います。ぜひこの陶片追放期間に、心ある政治家の登場を期待しております。その意味では海上保安庁のビデオが開示されることが彼の起訴以上に大事です。開示されれば、いい加減な政治家は、日本のオバサンたちが成敗してくれます。中国のことが報道される度に怒りが大きくなってきます。

タイトルとURLをコピーしました