6475 沖縄で中国への抗議集会が開かれた 古森義久

尖閣侵犯事件での日本側の国民レベルでの反応は健全のようです(少なくともいまのところは)。日本の各地で中国に抗議し、菅政権の対中屈服に抗議する集会やデモが開かれました。
そのなかでも沖縄での抗議集会はとくに注視に値すると思いました。〔草莽崛起ーPRIDE OF JAPAN]からの転載を許していただき、当ブログでも、その集会について紹介させていただきます。なおこの沖縄集会の模様は一般マスコミにより報道もされました。
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◆「中国の領海侵犯から尖閣諸島海域を守る沖縄県民の集い」に700名!
昨日16日午後2、沖縄県宜野湾市で「中国の領海侵犯から尖閣諸島海域を守る沖縄県民の集い」が開催され、会場の収容数を上回る700名が参集しました。
本会集会は3週間前に企画され、実質動員期間は2週間で約700名が結集。いかにこの事件がわが国を震撼させたかがわかります。
集会において、石垣市の中山義隆市長は、「尖閣諸島に日本の主権や国益が及ぶことは当然であり、政府は警備を強化して漁業者が安心して操業できるようにして欲しい」と述べました。
また、八重山漁業協同組合の組合員で近海マグロはえ縄漁をしている仲田吉一さんは、「石垣島と尖閣諸島の間の海域には外国の漁船が200隻から300隻いて、日本の漁船はあきらめて別な場所で漁をしている。安心安全に操業できるようにしてほしい」と訴えました。
集会では、船舶が安全に航行できるよう尖閣諸島に灯台や避難できる港を整備することや自衛隊が領海の警備にあたるよう法整備を図ることなどを政府に求めるため、署名活動を今後、全国各地で行っていくことを確認しました。 
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中国の領海侵犯から尖閣諸島海域を守る沖縄県民の集い式次第 14:00開会
〔第一部〕尖閣諸島・海域・漁業を守る県民集会
沖縄県知事(代読)仲井真弘多氏
石垣市長     中山義隆氏
宮古島市長    下地敏彦氏 
与那国町長    外間守吉氏
たちあがれ日本  平沼赳夫氏(党代表、衆議院議員)
自民党      新藤義孝氏(党領土問題特命委員会委員長代理、衆議院議員)
民主党       中津川博郷氏(日本・台湾交流促進議員の会会長、衆議院議員)
国民新党      下地幹郎氏(党幹事長、衆議院議員)
     
八重山漁業まぐろ船主会 仲田吉一氏  
伊良部漁業協同組合長  友利義文氏 
与那国町漁業協同組合長 中島勝治氏 
自民党      衛藤晟一氏(自民党地方組織・議員総局長、参議院議員)
自民党      山谷えり子氏(領土議連会長、参議院議員)
沖縄からのメッセージ  島尻安伊子氏(参議院議員)
メッセージ手交
〔第二部〕講演・青山恕リ晴氏 (安全保障専門家、独立総合研究所代表)
沖縄からのメッセージを署名にまとめ、全国に呼びかけることとなりました。本会集会前に、上記の国会議員とともに、中山石垣市長はじめ、上記にご挨拶された首長、漁民の方々の総意で決議された下記の決議文を採択しました。
尖閣諸島の領土・領海を守るための請願署名
現在、尖閣諸島海域では、中国漁船による領海侵犯と違法操業が繰り返されている。中国漁船が領海を侵犯し海上保安庁巡視船に衝突した事件は、中国漁船の横暴ぶりを示している。
周知のとおり、中国漁船の不法衝突事件は、中国漁船船長を処分保留のまま釈放するという結果となった。このままでは、尖閣諸島海域での中国漁船の違法操業が常態化し、沖縄県漁民の漁業が脅かされることは明らかである。
あらためて、尖閣諸島およびその海域が我が国の領土・領海であることを明確にし、領土・領海を守るための左記の措置をとることを強く要望する。
一、尖閣諸島に関する実地調査を行ない、船舶の安全航行のため、灯台の設置および避難港の整備などに取り組むこと
二、外国漁船による違法操業を取り締まるため、関係省庁による現在の警備体制を強化する方策をとるとともに、外国船舶の領海侵犯・違法行為に対し、拿捕を可能とする関係法令の整備をはかること
三、現在、自衛隊には、平時において、領土・領海を守るための法的根拠がない。したがって、領土・領海を警備するための根拠法の制定を推進すること
●尖閣「漁民が安心できる状況を」=集会で石垣市長ら訴え―沖縄2010年10月16日17時6分
沖縄県・尖閣諸島沖で9月に起きた漁船衝突事件を受け、同県宜野湾市で16日、有志らの実行委員会が主催する「中国の領海侵犯から尖閣諸島海域を守る沖縄県民の集い」が開かれ、県民や漁業関係者約700人が集まった。
尖閣諸島を擁する石垣市の中山義隆市長は「(尖閣諸島が)わが国の領土であるということを明言し、そこで石垣や県内の漁民が安心して経済活動ができるような状況をつくってもらいたい」と政府に求めた。 
[時事通信社]
●【尖閣衝突事件】漁民ら「安心して操業させて」 沖縄・宜野湾で集会2010.10.16 20:33
16日午後、沖縄県宜野湾市 中国漁船衝突事件に絡み、尖閣諸島周辺での領海侵犯や違法操業の再発防止を求める集会が沖縄県宜野湾市であり、石垣島や与那国島などの自治体の首長や漁民らが「安心して操業させてほしい」と、集まった約700人を前に訴えた。
中山義隆石垣市長は「尖閣諸島は市の行政区画だが、市長でも上陸できない」と説明。下地敏彦宮古島市長は「尖閣の問題は、国の主権が侵されていることを受け止めて行動しなければならない」と強調した。
国境周辺の海域で操業する与那国町漁協の中島勝治組合長は「台湾や中国に拿捕されたら、大丈夫なのか」と疑問を呈した。
たちあがれ日本の平沼赳夫代表など国会議員も出席。平沼代表は政府に対し「毅然とした態度を示さなければならない」として、事故状況を撮影したビデオ映像の公開を求めた。(産経)
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