6677 やはり、菅ではだめだった 西村眞悟

横浜で十三日には三千五百名のデモ行進、十四日には街頭演説。共に「頑張れ日本、全国行動委員会」(会長、危険人物・田母神俊雄)主催の国民集会だ。これらは、中国の尖閣侵略を許さず、中国に対抗してアジアの自由と民主主義を推進するための日本国民の集会だ。
私は、昨日十三日にも東京にいたが、私より年上の新郎新婦の結婚披露宴に出席していたのでデモには参加できなかった。しかし、本日の横浜駅前での集会には参加できた。昨晩、東京から大阪に帰り、今朝、横浜駅に着いたのが、昼の十二時前。ドンぴしゃり開会に間に合った。
何故、横浜まで行ったのか。それは、APECが横浜で開催されており、「ナチスとコミンテルンと守銭奴」の代表である中国共産党の胡錦涛が横浜に来ていたからである。そこで、二千名の皆さんの前で、言っておくべきことを言えた。まことにありがたく、夕刻に大阪に帰り、今、短文ながら、このご報告をする次第。
やはり、菅ではだめだった。
第一に、APECにおける我が国の国家戦略がない。我が国が、重点的に会うべき首脳は、ASEAN諸国にいる。ASEANのインドネシアの首脳と重点的に会談すべきである。
そもそもASEANは、一九六〇年代の中国共産党の東南アジアへの「南下問題」の脅威から生まれた国家連合である。
そのASEAN結成の原点を喚起し、今こそ中国の覇権主義に日本はASEANと共に対抗するとの我が国の国家戦略を、中国にカマス機会がこの度のAPECだったのだ。
 
第二に、菅は、中国の胡錦涛にもロシアのメドベージュエフにも対抗できない未熟児だった。菅が彼らに会った御陰で、胡錦涛とメドベージェフの尖閣と北方領土は、中国とロシアの固有の領土と言う主張だけが国際社会に公式に残った。
胡錦涛との会談時間、二十数分。通訳の時間を除いて実質会話五分である。これでは、相手と話したのではなく、相手の言い分を提示されただけと言うほかない。そして、中国外務省は、この菅・胡錦涛会談をハイレベルではなく低レベルの会談と位置づけている。これ、屈辱的ではないか。またも菅は、九月二十四日の中国船長釈放に続き、日本国と日本国民を侮辱し貶めたのだ。
 
菅は、胡錦涛ともメドベージェフともあわすべきではなかった。何故なら、菅は、中国共産党の「手下」であり無能であり「売国奴」だからである。彼が会えば会うほど、我が国益を毀損する。
杜父魚文庫

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