6679 APEC横浜で行われた北京―台北対話の中味は? 宮崎正弘

胡錦濤は連戦(国民党名誉主席、元副総統)に何を語ったのか?菅首相はしっぽをふって胡錦濤様と会見できたことがよほど嬉しかったらしく、ちゃんと尖閣諸島は日本領であり、両国間に領土問題は存在しないと言った、と記者会見した。
それだけのために会ったの?
さてAPEC横浜会場を取材した。連戦が馬英九(台湾総統)の特使として来日しており、胡錦濤と横浜で会見したのだ。
「チャイニーズ台北」という五輪方式の参加である。そのあと、帰国ラッシュでごったがえすパン・パシフィックホテルで、連戦の記者会見が行われた。
台北からの随行記者団が数十、テレビカメラ六台、ほかにシンガポール、香港の記者も目立つ。日本人記者も三十人ほど。ホテルの会見場は異常な熱気。警備もすごい。そもそも記者証がないとホテルの中にも入れない。
中国語圏の記者団の質問は両国の締結した貿易協定と両岸関係に集中した。日本人記者団の質問はまったく異なった。
「胡錦濤とあって(台湾に照準をむけている1300基の)ミサイル撤去を迫ったのか?」
「胡錦濤に台北に招待することはないのか?」
「APECを次は台湾で行いたい旨の提言はしなかったのか?」
答えはわかりきったことだが、すべてNOである。国民党を代表する連戦って、どこかの国の親中派政治家に似てませんか?
   
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(読者の声)中国共産党政権と民主党の関係は かつてのコミンテルンと日本共産党の関係かと見まがうばかりです。菅、仙谷、細野など描く日本国の未来とは一体、何なのか? 仙谷は「すでに日本の中国属国化は今に始まったことではない」と言っているようですが・・・・。夢か現か、現か夢か、時々頬をつねっています。(TK生、世田谷)
(宮崎正弘のコメント)民主党のなかに反乱がおきてしかるべきでしょう。いまの執行部は国恥なのですから。
杜父魚文庫

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