米ウォール・ストリート・ジャーナルと仏AFPが柳田法相の辞任を速報している。ウォール・ストリート・ジャーナルは時事通信社の速報を転電した。
柳田法相の辞任は「21日夜、首相公邸で菅首相が民主党の岡田克也幹事長や輿石東参院議員会長、仙谷長官らと対応を協議していた。政府関係者によると、この場で、法相が22日朝に首相に辞意を伝える段取りを決めた」(時事)と詳しい。
外国メデイアは柳田辞任は国会での混乱回避のため、首相が法相を事実上、更迭したものだと厳しい見方をしている。検察改革などの緊急課題に取り組む閣僚が自身の不祥事で辞任に追い込まれたことで、首相の任命責任は免れないとした。
<柳田稔法相は22日朝、首相官邸に菅直人首相を訪ね、国会軽視と受け取れる発言をした責任を取り、辞任する意向を伝えた。国会での混乱回避のため、首相が法相を事実上、更迭したものだ。検察改革などの緊急課題に取り組む閣僚が自身の不祥事で辞任に追い込まれたことで、首相の任命責任は免れない。支持率急落で弱体化している菅内閣には大きな打撃で、首相の政権運営は一段と厳しくなりそうだ。法相の職務は当面、仙谷由人官房長官が兼務する。
会談は午前8時すぎから約20分間。法相は終了後、記者団の質問に「後ほど」とだけ語り、首相官邸を後にした。
首相は21日夜、首相公邸で民主党の岡田克也幹事長や輿石東参院議員会長、仙谷長官らと対応を協議していた。政府関係者によると、この場で、法相が22日朝に首相に辞意を伝える段取りを決めたという。民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は自民党の脇雅史参院国対委員長に電話をかけ、辞任による事態収拾を伝えた。(ウォール・ストリート・ジャーナル)
<【11月22日 AFP】柳田稔(Minoru Yanagida)法相は22日朝、首相官邸を訪れ菅直人(Naoto Kan)首相に辞意を伝えた。NHKなど各メディアが報じた。
柳田法相は前週、自身の選挙区である広島を訪れた際に「法相はいい。『個別の事案については答えを差し控える』、『法と証拠に基づいて適切にやっている』。この二つを覚えておけばいい」などと発言し、国会を軽視していると問題となっていた。(AFP)>
杜父魚文庫
6723 外国メデイアも柳田辞任を速報 古沢襄

コメント