6729 習近平のスキャンダル第二弾、香港誌がつたえる 宮崎正弘

清廉潔白 {WHO IS FU}と呼ばれても息子は汚職にまみれたように・・・。胡錦濤が登場したとき、世界のマスコミは「胡って誰?」と騒いだ。汚職とは無縁の清廉な政治家の登場にみえた。やがて権力のトップに輝くや周りが黙っていない。息子の精華大学系企業役員就任と汚職は、ナミビアから東欧諸国にも飛び火して、「なぁんだ、やっぱり」となった。
習近平が「次期皇帝」ときまるや、世界のマスコミはまた騒いだ。「習って誰?」
浙江省書記の時代から姉の手広い不動産ビジネスが批判も的となってきた。香港誌『開放』11月号によれば、姉の名前は齋橋橋。89年に香港へ移民し、01年に設立された「北京中民信房地産」系列の深セン傍系企業「深セン遠為実業」をビジネス拠点にデベロッパー、倉庫業、不動産ビジネスに邁進中の由。
習夫妻の一粒種、習明沢(娘)はハーバード大学留学。この巨額の留学費用をいかに捻出したのかも話題になっている。
そもそも次期国家元首のこどもが外国に住むこと自体、いかがかと問いかけている。しかし馬英九(台湾総統)にしても二人の娘は米国在住。中国人のメンタリティにおいて、そのことは問題ではないらしい。
習近平のもう一つの醜聞は福建省省長時代の愛人問題だが、これは醜聞というより艶聞のたぐい。香港に限らず海外華字紙では、ともかく習近平の「危機管理能力」を疑問視する論調が多い。
  
杜父魚文庫

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