愛犬バロンを連れて守谷市みずき野郊外の田圃道を散歩していたら、民主党の宣伝カーが「鳩山前総理が来ます」と講演会があるのを告げていた。茨城県は自民党王国なのだが、県南の守谷市は新しい市民が多いので比較的民主党が強い地域である。東京に通勤している人もいる。
夜になって「鳩山さんが来年はひょっとして総選挙があるかもしれない」「小沢さんは役割があれば頑張る。そういう思いを持っている」と言っていたと知らせてくれた人がいた。
まあ、新しいことを言ったわけでない。
ここにきて小沢氏は、鳩山氏や輿石参議院議員会長と会談したり、党内の幅広い議員と会合を重ねている。小沢氏を最高顧問とする新たな政治団体「北辰会」も立ち上げた。
内閣支持率が1%になっても総理をやめないと菅首相は言っている。小沢氏にとっては、断末魔の悲鳴のごとく聞こえるのであろう。来年の一月か二月に解散・総選挙になると小沢グループには檄を飛ばした。
ルーピー鳩山さんはいつも脚光を浴びていないと気がすまない人とみえる。小沢、輿石氏と会談したり、菅首相とも会談して、仙谷官房長官らに対する問責決議の可決を受けて、来年の通常国会に向けて打開策を検討すべきだと言っている。それに対する菅首相の答えが「内閣支持率が1%になっても辞めない・・・」。
それではすげない答えと思ったのか、菅首相はサッカーワールドカップの2022年大会の開催地を決める会合が、来月初めにスイスで開かれることから、鳩山氏に対し「政府専用機を用意するので、日本への招致に向けて現地を訪れてほしい」と要請した。喜んでスイスに行く気らしい。
杜父魚文庫
6775 いつも脚光を浴びたい鳩山さん 古沢襄

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