6904 北朝鮮「核戦争になる」「米・日も高い代価」と威嚇 古沢襄

中国は韓国の射撃訓練計画で再び緊張が高まる朝鮮半島情勢について「極めて危険な状態で、中国は深く懸念し憂慮している」と両国に自制と武力衝突再発の回避を強く呼び掛けた。
しかし韓国も北朝鮮も応ずる気配がみえない。それどころか北朝鮮は「戦争が起きれば、核戦争になるだろう」と威嚇をエスカレートし、さらには「戦争は朝鮮半島だけに限定されない」と日本にも威嚇を広げている。
北朝鮮の朝鮮中央通信は韓国と日米の協力を非難して、戦争には「万端の準備」が整ったと警告を発した。
<北朝鮮メディアが17日、「戦争が起きれば、核戦争になるだろう」と威嚇した。こうした反応は、韓国軍が延坪(ヨンピョン)島で射撃訓練を実施する計画を明らかにした翌日に出たものだ。
北朝鮮の祖国統一平和統一委員会(祖統委)が運営するウェブサイト「わが民族同士」は、17日、金滉植(キム・ファンシク)首相が最近「北朝鮮の蛮行(延坪島砲撃)に怒りを禁じ得ない。いかなる挑発にも応分の対価を支払わせる」と述べたことについて、「戦争の境地へと突っ走っている朝鮮半島情勢を一段と激化させ、戦争の火をつけようとする好戦的な妄言」と激しく非難した。
そのうえで、「(韓国の)無謀な対決と戦争策動で朝鮮半島は戦争か平和かではなく、戦争がいつ起きるのかの岐路に立っている」とし、「万が一、朝鮮半島で戦争が起きれば、それは核戦争に拡大されるだろうし、朝鮮半島だけに限定されないだろう」と主張した。
同サイトは、また韓国の脱北者団体が延坪島から北朝鮮に向けてビラを散布卯することにしたことに触れ、「(韓国側が)最近、我々に反対するビラ散布の遊びを、いつになく悪辣に敢行している」とし、「これは、わが軍隊と人民の警戒心と怒りをさらに刺激するだけだ」とした。 自由北韓運動連合は18日、北朝鮮に向けてビラ20万枚を散布する予定だ。(東亜日報)>
<【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の政府機関紙「民主朝鮮」は18日、韓国政府が延坪島砲撃事件後、日米との緊密な協力を強調していることについて、「米・日と北侵戦争の火を放つなら、高い代価を支払うことになる」と警告した。
同紙は「わが軍隊と人民は、以前から南朝鮮当局が米・日と共に起こそうとする北侵戦争に対処する万端の準備を整えてきた」と強調。「米国と日本も南朝鮮保守当局を唆して戦争を起こし、漁夫の利を得ようとすることが実現できない妄想であることを知るべきだ」と主張した。(時事)>
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