年間80万台から40万台へ半減するハチャメチャな理由とは?
上海で新車を手に入れても町中を走れない。新車を購入しても、別途、ナンバープレートを交付して貰うのに、平均6900ドル(邦貨換算57万円)が必要だからだ。
しかも「8888」とか「7777」とかの縁起をかつぐナンバーはオークションがあり、200万円とか、300万円で競り落とされる。
つまり車代金の他に変な「税金」がべらぼうに高い仕組みだ(携帯電話の番号も同様)。
北京は交通渋滞緩和のために、突如厳格なシステムを導入した。2011年の新車交付受付を24万台に限定するのである。
ナンバープレートの交付は過去五年にわたり北京市民としての各種税をおさめ、社会保険を支払っている者に限る(自動的に1000万人が資格を失う)。
しかも2011年1月1日からエコカー購入推賞キャンペーンもおわり、特典がなくなった。
北京の交通渋滞は世界最悪といわれるメキシコシティより劣悪。しかも旅行者にとって困惑するのはタクシーがつかまらないため、地下鉄かバスで移動しなければならず、車で十分でいけるところも地下鉄乗り換えで(地下鉄も大混雑で二列車ほど待つのも屡々)、一時間は見なければいけない。
この北京の新車制限は広州、深せん、杭州に飛び火する気配で、また寧波では新車のナンバープレートの交付に「混雑税」という意味不明の税金も徴収されている由。さらに新車購入条件に駐車場の確保が義務つけられる。トナルト、中国の自動車メーカーは出血輸出に打って出る?
杜父魚文庫
6989 北京の新車販売が突如激減せざるをえない運命 宮崎正弘

コメント