韓国メデイアが金正日総書記の義弟に当たる張成沢氏に”異変?”と伝えている。ことしに入ってからは一度も金正日総書記の現地視察などに随行しておらず、さまざまな憶測が飛び交っているという。
<【ソウル21日聯合ニュース】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の公開活動にほぼ毎回同行していた義弟の張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が、ことしに入ってからは一度も現地視察などに随行しておらず、さまざまな憶測が飛び交っている。
張氏は昨年、金総書記の161回に及ぶ公開活動のうち、114回同行し、最も多い随行回数を記録した。しかし、ことしは随行者リストに一度も名前が挙がっていない。金総書記はことし7回の公開活動を行っている。
張氏をめぐり、まず浮上したのが健康悪化説だ。ことし65歳(1946年生まれ)の張氏は、高血圧などの持病があり、ロシアで治療を受けたこともあるとされる。ただ、昨年末までテレビや写真に写っている張氏に健康悪化や疾病の兆候はみられないというのが、多くの専門家の見解だ。
一方では、金総書記の後継者に決まった金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委副委員長のそばで、平壌に滞在しているとの分析も出ている。金総書記が地方で公開活動をするときに、張氏は平壌に残り、金正恩氏とともに重要事案に取り組んでいるとの見方だ。(聯合)>
張成沢(チャン・ソンテク、1946年2月6日 – )=朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政治家。現在、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会副委員長、朝鮮労働党政治局員候補・党中央委員会行政部長を務める。
北朝鮮の最高指導者金正日の側近といわれ、金正日の妹である金敬姫の夫でもある。2人の実兄張成禹(チャン・ソンウ)、張成吉(チャン・ソンギル)は軍幹部。2009年2月15日、金正日の健康が悪化した際、張が三男の金正恩を後継者にするよう働きかけたと報じられた。同年4月9日、国防委員会委員に選出。
2010年6月7日、国防委員会副委員長に選出。ナンバー2の地位を得る。これについては、金正恩を後継者にするための布石と言う見方と、正恩を後継者にすることを諦め、張自身を北朝鮮の次期最高指導者にするため、という2つの見方がある。(ウイキペデイア)
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