チュニジアもエジプトも「カラー革命」なるものは西側の仕業。中国中央宣伝部、時代遅れの「和平演変」で中東情勢を分析している。
中国はチュニジア、エジプトの政情を一切報道しない。ツィッター、フェイスブックでも禁止している。エジプトでおきている実情を民衆レベルは知らないが、それでも安心できない中国共産党は、温家宝首相をして、北京の直訴村へ派遣して庶民の不満を聞くというジェスチャー。
その場面をテレビで大きく放映させた。共産党執行部は庶民の味方です、って。
チュニジア、エジプト、ヨルダンの出来事は中国共産党に深刻な心理的打撃をもたらしている。したがって報道管制の主柱は各メディアに対して「新華社いがいの報道を転載するな」としており、グローバルタイムズ(新華社系の英文新聞)は社説に「カラー革命は民主化をもたらさない」(1月30日)と書いた。
「エジプトでいま選挙が行われたら、イスラム原理主義指導者が当選し、欧米スタイルの民主主義を破損し、さらには米国への石油供給をとめるだろう」というのが中国の共産党ご用のメディア、知識人らのコメントである。
杜父魚文庫
7167 チュニジア、エジプトの政情を報じない中国 宮崎正弘
宮崎正弘
コメント