7239 世紀の愚策 もうやめようよ、子ども手当 古森義久

週刊現代の最近号におもしろい記事が出ていました。「世紀の愚策 もうやめようよ、子ども手当」「イヌだってネコだって、自分の子は自分で育てる」――という大見出しでした。
その記事の一部を紹介させてもらいます。子ども手当てに対しては私もこのブログで反対論を何回か発表してきました。週刊現代の記事には以下のような記述がありました。
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「貧しいから子育てのカネをよこせ」などと要求する文化はこの国にはなかった。戦後の苦しい時代でも、貧しければ貧しいなりに、庶民はやりくりして子育てをし、家族もまとまっていた。
ところが民主党は『社会全体で子どもを育てる』という美名の下、教育・子育てのカネは国がまんべんなく支給するもの、という誤った発想を国民に植え付けた。これだけでも、民主党の罪は重い」
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そしてこの記事は各界の識者たちの子ども手当てへの反対意見を載せています。そのうちのひとつ、政治評論家の三宅久之氏は子ども手当てを「モラル破壊のとんでもない愚策だと力説して、以下のコメントを寄せていました。
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「子ども手当てのような現金バラまき政策は、麻薬のようなものです。一度、麻薬を覚醒剤などのクスリ漬けになると、心身が蝕まれるとわかっていても、なかなかその誘惑から抜け出せなくなる。子ども手当てもそれと同じで、一度もらったら、もう『いらない』とは言えなくなる。
だから、こういう現金をバラまく政策というのは、よほど考えなければならないのに、民主党は党利党略だけでやってしまった。それどころ、もっと金額を増やそうとしているのだから、けしからんことです。
おカネは働いて得るものだというのは、普遍的なモラルですよ。子ども手当てはこのモラルをねじ曲げ、国民の依存心を助長するだけの、根本的に間違った政策です。
日本人の精神を荒廃させる。民主党は菅総理の首をすげ替えても解散だけはしないでおこうと考えているようですが、こんな政権がこれからも続くのかと思うと、日本の行く末が非常に心配です」
杜父魚文庫

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