民主党と連立を組む国民新党の亀井静香代表は、菅首相らが小沢一郎元代表を処分する手続きを進めていることについて「(仲間の)ちょっとした違いを追及して殺す連合赤軍事件を思いだす」と批判した。
警察出身の亀井氏は、元連合赤軍幹部の永田洋子死刑囚らを取り調べた経験があるので、「連合赤軍はちょっとした違いを取り上げリンチ、殺人といく。内輪げんかばかりしている党は、国民が期待しなくなる」と苦言を呈した。
小沢切りに血道をあげる民主党執行部を皮肉ったものだが、枝野幸男官房長官は16日の記者会見で亀井氏の連合赤軍発言について「党の規約に基づいて、党の機関でしっかりと手続きを踏んで進められている。内紛とは言わない」と反論した。
<「ちょっとした違いを取り立てて、追及して総括して殺していく。今の民主党を見ていると連合赤軍を思い出す」。国民新党の亀井静香代表は16日の記者会見で、強制起訴された小沢一郎民主党元代表の処分手続きを進める同党執行部をこう皮肉った。
亀井氏は、菅政権が2011年度予算関連法案を成立させるため、衆院での再可決を模索していることに関し、「政治の基本をわきまえて民主党が進まないと、大変な事態に立ち至る危険性がある」と指摘。同党内の小沢系議員から採決で造反者が出て、再可決できなくなる可能性に言及した。(時事)>
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