民主党の岡田幹事長は、衆院の民主党会派からの離脱を検討している小沢グループ十数人に対して、会派離脱を認めず、党の方針に従うよう説得する方針という。説得に失敗すれば、岡田幹事長の手腕が問われるであろう。
<民主党の小沢一郎元代表に近い比例代表選出の衆院議員十数人が党執行部が決めた小沢氏処分の方針に反発し、衆院の民主党会派からの離脱を検討していることが17日、分かった。同党関係者が明らかにした。特例公債法案など2011年度予算関連法案の参院での否決が確実視される中、十数人が会派を離脱すれば、衆院で3分の2以上の勢力を確保して再可決・成立させる道も閉ざされることになりかねず、求心力低下が進む菅政権にさらなる打撃となるのは必至だ。
それによると、小沢氏に近い議員は同日中にも岡田克也幹事長に会い、小沢氏を党員資格停止とする執行部の方針に抗議。岡田氏の意向を確認した上で、対応について結論を出し、記者会見する段取りを想定している。ただ、会派を離れても離党はしない意向だ。一方、執行部は会派離脱を認めず、党の方針に従うよう説得するとみられる。(時事)>
杜父魚文庫
コメント