7267 原口前総務相が分党論 月刊誌のインタビューで 古沢襄

「私も(16人の動きを)知らなかった」・・・十七日、鳩山前首相との電話で小沢元代表が言ったが、それを額面通りに受け取る者は少ない。むしろ党員資格停止処分を突きつけられている小沢氏が「菅首相に見切りを付け、局面打開のため、内閣不信任決議案可決による内閣総辞職か、衆院解散・総選挙に追い込もうとしている」とみる向きが多い。
民主党の原口一博前総務相が近く発売される月刊誌のインタビューで、菅直人首相の政権運営について「旧態依然と既得権益にしがみつくのであれば、我々の同志ではない。彼ら『民主党B』とはたもとを分かたなければならない」と厳しく批判、小沢氏に近い原口氏が公然と菅政権を批判したと波紋を広げている。
この波紋は小沢系の”小沢ガールズ”に広がる気配がある。原口氏は政策集団を立ち上げる動きをしているので、”分党論”がにわかに現実味を帯びてきた。百戦錬磨の小沢氏のことだから、自らの去就は封印しながら反菅・反仙谷の動きの広がりを見極めようとしているに違いない。
事実、小沢氏の中核幹部たちは、まだ動きをみせていないが、第二弾、第三弾の動き次第で反菅・反仙谷の狼煙をあげる間合いを測っているとみられる。事は民主党内にとどまらずに国民新党の亀井代表らにも及ぶ可能性が否定できない。
<民主党の原口一博前総務相が近く発売される月刊誌インタビューで、菅直人首相の政権運営を批判しながら、民主党の分党論を展開していることが17日、分かった。
自らを含め「政権交代の原点」を重視するグループを「民主党A」、首相支持派を「民主党B」と位置付け、「(首相らが)旧態依然と既得権益にしがみつくのであれば、われわれの同志ではない。彼ら『民主党B』とはたもとを分かたなければならない」としている。(産経)>
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました