7279 現在の状況こそ戦争を呼び込む 西村眞悟

昨日に引き続き、我が国の危機の本質を指摘しておきたい。昨日は、民主党は情けない、ゴタゴタして統治能力ゼロだ、と思ってはならない。この状況の中で、着々と進行していることがある。それが、日本弱体化である。しかもそれは、意図的に統一的な意思の元に進行している。と指摘した。
実は、痴呆が総理となり、目の泳いだ左翼が総理をしているこの状況こそが、左翼が望む政治状況なのだ。自民党時代と同じように、「政治部記者」の情報にのみ注目して、政権のゴタゴタだけに関心を集中しておれば、着実に進行している日本弱体化謀略を見落とすことになる。
 
コミンテルン第6回大会決議は、各国の共産主義者は、自国を弱体化させ、必ず起こる帝国主義戦争において自国を敗北させるように仕組むこと、さらに敗戦から内乱へ、内乱から革命へと進むことを指令している。
支那大陸における、国共内戦(中国国民党と共産党の内戦)と外国人襲撃、それを切っ掛けとする我が国の山東出兵は、この指令の下に動く中国共産党の謀略から生まれた事態である。
この歴史を振り返るとき、現在に符合する時点が明らかになる。それは、いまの民主党政権で行われていることは、コミンテルン指令にある「自国の弱体化の段階」であるということだ。
では、次の段階。現在におけるか「必ず起こる帝国主義戦争」とは何か。それは、他人事のように「必ず起こる」という必要もない。中国共産党自身が「起こす」、尖閣侵攻である。
この中国共産党の尖閣侵攻から、台湾、沖縄本島併呑、そして全日本の屈服と中国への隷属国化。これは、ドミノ現象の如く続くのだ。
戦前のコミンテルンを持ち出して、西村は時代錯誤だと思われるなかれ。ソビエト指導のコミンテルンは、1919年結成され、1935年以降の大会は途絶えて、その運動は、ソビエト崩壊と共に確かにいまは見えなくなった。
しかし、コミンテルンの指令に基づいて一九四九年に「銃口から生まれた」中国共産党の国家は、現在も健在で、指導部は共産主義者にして中華帝国主義者となり、ますます覇権を拡張している。その狙いは、日本屈服である。
つまり、コミンテルンは、中国共産党の中に生きている。そして、我が国の左翼の中にも生きている。先日、獄中で死んだ永田洋子やいまの総理のなかに。さらに、我々の回りの学校にいる労組や左翼系市民運動や「護憲運動」のなかに。
そこで、以上のプロセスを頭に入れたうえで、現在の我が国の状況をみると、戦争を呼び込む方向に向かいつつあるとしか考えられない。
我が国は、いま、自ら弱体化して、動乱、戦乱を呼び込む亡国、売国、左翼政権にハイジャックされている。そして、国民もマスコミも、この政権のゴタゴタのみ自嘲気味に見ているのみで、我が国を取り巻く国際環境の中で、我が国のこの事態が何を招いているかに関して無関心なのだ。
まず、外の相手を考えるべきである。この相手に、油断は禁物であり、相手の弱みを必ず突いてくる情け容赦のない共産主義者ではないか。
この相手に対しては、ただ「強い日本の再興」のみが平和を維持できる。この意味で、このまま油断しておれば、本年必ず我が国は領土を奪われる。これは、全日本の屈服を意味する。
従って、これを阻止するには、昨年以上の、草莽崛起、国民大衆の直接的意思表明の手段に訴えねばならない。現在のエジプトやアラブ諸国の国民による街頭行動が、大いに参考になるではないか。
結論、菅・民主党内閣は、日本の為の内閣ではなく、日本弱体化を着々と実施し、我が国に動乱を呼び込み、昨年に続いて中共に屈服し、領土を奪われるに任せようとしている。
これを阻止し、我が国を外国の侵攻から守るためには、草莽崛起、十万、百万そして五百万の国民が、救国の為に立ち上がる必要がある。それ以外に方法はない。その中で、真の保守救国の内閣を樹立する!
杜父魚文庫

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