週刊現代の最近号の特集記事「もうやめようよ、子ども手当 イヌだってネコだって、自分の子は自分で育てます」からの引用を続けます。
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「国家の品格」の著者として知られるお茶の水大学名誉教授の藤原正彦氏が子ども手当を一蹴する。
「家族に囲まれて幸せだと思える社会なら、その中で育った子どもたちは、『自分も両親のような家庭をつくろう、子どもを産もう』と考えるでしょう。でも、今のような弱肉強食の殺伐として世の中だと、『産んでもどうせ子どもが苦労するだけ、幸せになれないだろう』と思っています。
少子化問題は、国の体質そのものを改革しない限り、解決しません。ところが今の政治家は、根本的な解決策である体質改善には目もくれず、カネをばらまいたり、外国人1000万人移民といった安易な方法で解決しようとする。国のことを命がけで考えてはいないから対症療法しか出てこないのです。政治家はもっと長期的、大局的視野に立って、判断しないといけないのに、こんな調子で次の選挙を考え、民意におもねっていたら国は滅びます」
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評論家の大宅映子氏が言う。
「子ども手当のそのものの理念は、世界でも例のない高齢・人口減少社会に向けて、子どもをたくさん産んでもらおうという少子化対策だったはず。しかし、多くの家庭で貯蓄に回っている現実を見ると、痒くないところを掻いているようなものです。
それに、いったん手当をもらい始めたら、家庭ももらうことを前提に家計を組む。すでに始めた以上、もはや給付をやめるのも難しいでしょう。民主党の政策は高校の授業料を無償化するとか、高速道路をタダにするとか、財源もないのにバラまきばかりです」
杜父魚文庫
7288 子ども手当は百害あって一利なし 古森義久

コメント
こども手当は日本人の「卑しさ」の証である。
引き合いに出された犬さん、猫さんもこんな日本人と比較されてはと怒っているだろう。
自助努力なき国民、食欲、性欲、下劣なイベントにしか興味を示さない卑小、卑猥な国民。
この国民が選んだ選良が民主党と鳩山、菅総理である。しかし歴史は正直である。
無知、無責任の咎は何倍かに増幅され日本人の上に降り注ぎつつある。