7289 鳩山由紀夫氏の「宇宙語」! 花岡信昭

それにしても、鳩山由紀夫氏の発言はよく分からない。宇宙人といわれるだけにしゃべる言葉も宇宙語なのかもしれない。20日には地元で、「方便発言」について釈明したが、方便とは真理に導くための手段、ときた。たしかに、調べてみると、仏教の教えでは方便について「悟りに近づく方法」などとしている。
釈明に釈明を重ねると、こういう引っこみがつかない状況に追い込まれるものだ。琉球新報、沖縄タイムスの共同インタビューで、鳩山氏は普天間の辺野古移設の理由として米軍の抑止力をあげたことについて、「それは方便だったということか」と聞かれ、「そういわれればそうかもしれない」と答えた。
それがどうやら、このインタビューの真相のようで、鳩山氏自身が最初から「方便だった」と言ったわけではないようだ。
ということは、鳩山氏はインタビューした側に「ひっかけられた」ことになる。それを鳩山氏が言ったかのように伝えた両紙は厳密にいえば「誤報」ではないのか。
筆者はそんな思いで、メディアの政治報道のあり方が問われていると感じてきたのだが、鳩山氏はそういう構図に思いがいたらなかったのか。
20日の釈明発言だと、方便の意味を一般の解釈とは違う意味合いで使ったかのような言い方になった。こうなったら、もう泥沼にはまるだけだ。しばらくものを言わないほうがいいのではないか。
方便(ほうべん)には、次の意味がある。
(1)仏教で、悟りへ近づく方法、あるいは悟りに近づかせる方法のことである。
(2)仏教以外の物事について導く・説明するための手法のこと。真実でないが有益な説明等を意味する場合もある。「嘘も方便」という慣用句ではこちらの意味で使用されている。
(3)上記の意味がさらに転じて、都合のよいさまを悪く言う場合にも用いられる(「御方便なものだ」)。あるいは、「詭弁」とほぼ同じ意味で用いられることもある。(ウイキペデイアから)
杜父魚文庫

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