7375 違法献金は知らなかった 古沢襄

前原外相は6日、外相の職を辞すると記者会見で述べた。在日韓国人から違法の政治献金を貰っていたことは知らなかったが、責任は私自身にある。菅首相から慰留されたが、予算案審議、外交の空白をつくってはいけないと伝え、最終的に了解をいただいたと述べた。外相の後任は首相が決めるとしている。
私の政治資金を巡る問題で、熟慮を重ねた結果、外相の職を辞することとした。先ほど菅直人首相に決意を申し上げ了解いただいた。6カ月足らずで職を辞すること、クリーンな政治を目指してきたにもかかわらず政治とカネの問題で不信を招いたことを国民におわびする。
在日韓国人の方から献金をいただいていた事実を承知していなかった。外相としての職務が影響を受けたことは全くない。しかし金額の多寡にかかわらず、また事実を認識していなかったはいえ外相が外国人から献金を受けていた事実は重く受け止めざるを得ない。国民から疑心暗鬼の目で見られ日本外交の信頼性を揺るがすことになれば本意ではない。
別に収支報告書に誤記載があったなど把握に不十分なことが相次いだことに責任を感じている。処理は事務所に任せていたが自ら十分に目を通していなかった。責任は私自身にある。
喫緊の課題である2011年度予算案の参院審議が重要局面にさしかかっており、私の政治献金を巡る問題で国会の審議を停滞させるわけにいかない。外交、安全保障政策も1日の猶予もない。辞任でご迷惑をかけることも認識しているが、職にとどまることで内外の国政の課題の推進が滞ることも避けなければならない。熟慮の末に一刻も早くけじめをつけるべきだという結論に至った。
杜父魚文庫

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