7384 解散、日本のためになると前原氏 古沢襄

違法献金が発覚する前に前原外相が、解散・総選挙の必要性を訴えていた。10日発売の月刊誌「文芸春秋」でそれを述べていた。
この当時、民主党内では低支持率にあえぐ菅直人氏から前原氏に「首相の顔」を代えて解散に打って出るシナリオが囁かれていたから、前原氏も受けて立つ気構えだったのだろう。逆にいえば前原カードを失った民主党は解散・総選挙カードも失ったといえる。
あとは四面楚歌を覚悟のうえで”居座り首相”を決め込むしかない。それが、いつまで続くことやら・・。
<「解散があった方が日本のためになる」。外相を辞任した前原誠司氏が、10日発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで、解散・総選挙の必要性を訴えていた。
インタビューが行われたのは、献金問題が発覚する前の2月。前原氏は解散について「外れることもある嗅覚(きゅうかく)だが」と断ったうえで可能性に言及。さらに「外交はやはり首脳外交でなければ進まない。外相レベルで領土問題や沖縄問題が前進するなどあり得ない」と、首相への意欲もにじませていた。
民主党内では、低支持率にあえぐ菅直人氏から前原氏に「首相の顔」を代えて解散に打って出るシナリオがささやかれていた。前原氏自身も自らの手で解散に踏み切るケースを思い描いていたのかもしれない。
インタビューでは外相として、3月19日から予定される日中韓外相会談を「まずは成功させなければならない」と意気込み、尖閣問題で緊張した中国にも「ぜひ早い時期に行きたい」と関係強化に意欲を示していた。(朝日)>
   
杜父魚文庫

コメント

  1. 大橋 より:

    今の政治に決定的にかけているのは、倫理だと、思います。政治学序説を、古沢さんが書く必要があると、期待してます。

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