7390 新外相・松本剛明氏のかすかな思い出 阿比留瑠比

どうやらやっと、前原誠司氏の後任の新外相に民主党の松本剛明元政調会長が決まったようですね。副大臣からの昇格人事なのに、6日の前原氏の辞任表明から時間がかかったのは、菅直人首相があれこれ人選で悩んだか、または松本氏が決して本命ではなく、他の人にふられ続けて他に選択肢がなくなってから決めたかのどちらかでしょうか。
実際、外相というポジションの重要性から、民主党内からも「本来は日曜日のうちに決めておくべきなのにね」(中堅議員)という声が出ています。また、昨日たまたま別件でインタビューした安倍晋三元首相もこう言っていました。
「一日も早く外務大臣を指名すべきだ。官房長官が一緒に出来るような職じゃない。何かがあった時に直ちに外務大臣も含めて集まって会議をするという時代だから」
まあ、菅首相のグズは今に始まったことではないので驚きはしませんが、本当にピントが外れていて、事の軽重、優先順位が分からない人なのだろうと思います。
ともあれ、せっかくなので、松本氏はどういう人であるか紹介したいのですが、私は直接面識がないので、たいしたことは言えません。率直に言って、あまり評判のいい人ではありませんが、ほとんど知らずにあれこれ言うのも無責任なので、エピソードをちょっとだけ。
後輩記者によると、松本氏は外務副大臣に就任後、外務省記者クラブを視察だかあいさつだかに訪れて、産経のブースにくると、「ここが民主党をたたいてナンボの産経か」と挑発して帰っていったそうです。人間性の片鱗がうかがえるかと。
それと、このブログにかつて簡単に登場したことがあるので、それも記しておきます。関心のある方は、2008年1月30日のエントリ「続報・民主党の外国人参政権慎重派の勉強会は40分間」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/466659/)をどうぞごらんください。誤解のないように付け加える、松本氏が「慎重派」として出てくるわけではありません。
あれからもう3年以上たつのか…。
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました