7394 民主党・土肥議員が「竹島の領有権放棄」宣言文に署名 古沢襄

韓国紙が一斉に民主党の土肥隆一衆議院議員が「日本は独島(日本名:竹島)に対する領有権の主張を直ちに中止すべきだ」という内容の共同宣言文に署名したことを取り上げ、これで日本政界で非難が巻き起こっていると報じている。
自民党は土肥氏が菅首相の側近で菅グループに属することから、10日の党外交部会・領土に関する特命委員会合同会議を開き、土肥氏に事実関係や真意をただす公開質問状を出す方針を決めた。国会審議でも徹底追及し、衆院政治倫理審査会長である土肥氏の解任を求めていく方針だ。
一方、菅首相は「大変遺憾に思う。竹島は日本の固有の領土であり、その立場はまったく変わらない」と記者団に述べただけで姿を消した。
<日本の与党・民主党の土肥隆一衆議院議員が「日本は独島(日本名:竹島)に対する領有権の主張を直ちに中止すべきだ」という内容の共同宣言文に署名していたことが明らかになり、日本政界で非難が巻き起こっている。
日本メディアが9日に報じたところによると、土肥議員は先月27日、「韓日キリスト教議員連盟」の日本側代表として来韓し、韓国の国会議員と共同で「日本は独島(日本名:竹島)に対する領有権の主張を直ちに中止すべきだ」という内容の共同宣言文に署名していた、と報じた。
土肥議員は「竹島が日本の領土だという認識に変わりはないが、日韓双方の主張があり、韓国側の主張にも納得できる部分がある」と発言した、と日本メディアは報じた。1939年に日本統治下のソウルで生まれた土肥議員は元牧師で、旧社会党を経て民主党の国会議員になった。同党では菅直人首相を支持するグループに属し、党倫理委員長を務めている、当選7回の中堅議員だ。
一方、菅首相は9日夜、土肥議員が独島の領有権の放棄を求める共同声明文に署名したとの情報が伝わるや、記者団に対し「大変遺憾に思う。竹島は日本の固有の領土であり、その立場はまったく変わらない」と述べた。
自民党側は「竹島が日本の領土ではないとの主張は、国会議員として非常に恥ずべき行為だ」「国益を損なう行為だ。思想・良心の自由は保障されなければならないが、国会議員だということを自覚しなければならない」などと批判した。
また民主党議員の間でも「土肥議員は今や(政治的に)死刑に処されたも同然だ」といった反応が見られたという。(朝鮮日報)>
<日本の与党議員が「日本の独島(トクト、日本名・竹島)領有権主張を中断する」という内容の文書に署名した事実が明らかになり大きな波紋を生んでいる。
日本民主党の土肥隆一衆議院議員は先月27日に「韓日キリスト教議員連盟」の招きで訪韓し、「韓日両国の未来を開こう」という名前の声明書に署名した。この声明には、日本が独島領有権主張をやめ歴史教科書わい曲を中断しなければならないという内容が盛り込まれている。
土肥議員は問題が大きくなると、「竹島が日本の領土という認識は変わらないが、韓日間に各自の主張があり、韓国の主張に納得する部分がある」と話したと日本のメディアは報じている。(中央日報)>
<民主党の土肥隆一衆院議員が竹島(韓国名・独島)の領有権を放棄すべきだと日本政府に訴える共同宣言に署名していた問題で、自民党は10日午前、党外交部会・領土に関する特命委員会合同会議を開き、土肥氏に事実関係や真意をただす公開質問状を出す方針を決めた。
質問状は石破茂政調会長名で、10日夕にも土肥氏側に届ける。国会審議でも徹底追及し、衆院政治倫理審査会長である土肥氏の解任を求めていく方針だ。
会合では、菅直人首相に近い土肥氏に対し「政府・与党で首相を支える枢要な議員が日本政府の方針に真っ向から反対している」(新藤義孝衆院議員)などと非難が続出した。さらに「土肥氏の考えが民主党政権内では珍しい考えではない」(山本順三参院議員)、「民主党の体質そのものだ」(平沢勝栄衆院議員)といった民主党の外交姿勢に対する批判も相次いだ。
石破氏は会合後、記者団に「竹島は日本固有の領土だと国会で決議し、確認している。その責任は一議員としても負わねばならない」と強調。ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土に上陸するなど、近隣国が領土問題で圧力を高めていることを念頭に「それだけわが国の対応が揺らいでいるということだ」と指摘した。(産経)>
■土肥氏の竹島領有権の放棄発言=2011年2月27日、日韓キリスト教議員連盟の日本側会長として、竹島領有権の放棄を日本側に求める「日韓共同宣言」に署名し、韓国の国会で韓国の議員らと記者会見を行った。3月9日になってこの事実は明らかになり、問題化した。
土肥氏は第一報を報じた産経新聞の取材に対し「個人的には、竹島は日本の領土とは一概にはいえないのではと思っていると語った。波紋はまたたく間に広がり、9日夜の首相ぶらさがり会見で、菅首相は土肥氏の行動に対し、「大変遺憾」と語った。
土肥氏はマスコミ各社のインタビューを受けたが「個人的には竹島は日本の領土とは一概には言えないと思っている。日韓両国が互いに自国の領土と主張すれば、問題はいつまでも解決しない(朝日新聞)、「(竹島は)政治的には日本の領土だが、話し合いはすべきだ(時事通信)、「竹島は日本の領土との認識に変わりはないが、日韓双方の主張があり、韓国側の主張にも納得できる部分もある(読売新聞)」、「(竹島に関してはどのように?)それはもう、日本の領土ですよ。あの文章はやっぱりね、今読み直してみても、相当一方的だなということは感じるけれども。その場にのまれたっちゃあ、のまれたし。こんなにマスコミに取り上げられるとは思ってもみなかったからね。まぁ、うかつでした(FNN)」等ニュアンスがバラバラの発言を行っている。
民主党内からも批判が相次ぎ、渡辺周氏は「まったくの見当違いで撤回すべき」「放置してしまうと党として黙認したことになりかねない」と指摘した。(ウイキペデイア)
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