7397 民主・土肥氏、竹島署名問題で政倫審会長辞任へ 古沢襄

民主党の土肥隆一衆院議員は十日、日本政府に竹島(島根県)の領有権主張を中止するよう求める共同宣言に署名したことへの批判を踏まえ、衆院政治倫理審査会の会長を辞任する意向を固め、岡田克也幹事長に伝えた。
土肥氏は民主党内で菅グループ顧問。首相に近い土肥氏の署名問題は、首相の政権運営や今後の国会運営に大きな影響を及ぼしかねないため、早期辞任を判断したとみられる。ただ、土肥氏に対しては自民、公明両党だけでなう与党の民主党や政府内にも批判が出ている。
政倫審会長の辞任だけで事が納まるとは思えない。
<民主党の土肥隆一衆院政治倫理審査会長(兵庫3区、当選7回)は10日、竹島に関する領有権の主張を中止するよう日本政府に求める韓国国会議員との共同宣言に署名した問題の責任を取り、政倫審会長を辞任する意向を固めた。
10日午後にも記者会見して表明する。土肥氏の発言に対しては、政府・民主党内でも批判が強まっており、枝野官房長官は10日午前の記者会見で、「発言は大変遺憾だ。党の方で適切に対応すると思っている」と述べた。同党幹部は10日、土肥氏が務める党常任幹事会の議長ポストについても、「解任もあり得る」と語った。
公明党の山口代表は10日午前の中央幹事会で、「極めて不見識で理解しがたい。土肥氏は(党内の)菅(首相の)グループに属しており、政権が足元から崩れていることは明らかだ」と批判した。また、自民党の外交部会などは同日、土肥氏の見解をただす石破政調会長名の質問状を、土肥氏の事務所に届けた。(読売)
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました