7462 首相が寝ないでどうする 花岡信昭

菅首相はあの巨大地震発生以来、官邸にこもりきりで、隣の公邸には戻っていないのだという。これでよく分かった。こういうときに、一国の首相が寝ないでどうする。
睡眠不足の頭でぎりぎりの決断などできるわけがない。官邸にこもりきりというのは、官邸スタッフをまったく信じていないということにもなる。
トップにこれをやられたら、スタッフたちは交代で寝ることもままならない。最近は官邸に医師も常駐していたのではなかったか。ぜひ、診断してほしいものだ。絶対にどこかが悪くなっている。
公邸に戻らないことで首相の責務を果たしていると思いこんでいるのなら、完璧な間違いだ。このことを伝えた、時事通信の配信記事。
<首相、官邸居残り続く=疲労隠せず、影響懸念も-東日本大震災
菅直人首相が11日の東日本大震災の発生以来、首相官邸に居残りを続けている。福島第1原発の爆発事故も起こり、首相としては緊急事態に備え、官邸で陣頭指揮を執ろうという姿勢を示しているようだ。ただ、周辺からは「疲労が蓄積すれば、首相の判断に悪影響を及ぼすのではないか」との懸念も出ている。
首相が住む公邸は官邸に隣接し、徒歩1分の至近距離にある。しかし、首相は地震発生以来、公邸に戻っていない。
首相は12日、福島第1原発や津波の被災地をヘリで視察。2度目の視察は受け入れ態勢が整わず、断念したが、15日は午前5時半に都内の東京電力本社に出向いて「一体どうなっているんだ」と同社幹部らを叱責。首相を本部長とする緊急災害対策本部は7日間で12回開いた。
首相の疲労の色は隠せず、15日に首相と会った古賀伸明連合会長は「最高司令官である総理はきちっと休みを取ってほしい」と助言。官邸詰めが続いた枝野幸男官房長官も同日、「公邸で休んでください」と首相に進言したが、首相は「おまえが先に休め」と言って、自身は官邸に居残った。(2011/03/17-20:04)>
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