7484 中国で食塩買い占めに長い列 宮崎正弘

東日本大地震 噂が次の噂に尾ひれをつけて・・・。中国では食塩買い占めに長い列、SARS騒ぎの黒酢パニックを思い出した。
買い占め騒ぎなら任せてくれ、とばかり中国で食塩買い占めパニックが起きている。日本の大地震で、なぜ中国で食塩が?風が吹けば桶屋が儲かる式のなぞなぞだろう。
  
SARS騒ぎがあったおり、筆者は中国を旅行していた。いつも超満員の幹線鉄道(上海―寧波)ががらがらだった。奇跡である。始発から終着まで、一車両に三人しか客がいなかった。
そしてSARSで死者がでなかったのは、韓国と日本だった。空中感染と言われ、マスクが世界的に売れた。韓国人がかからないのはキムチ、日本はヤクルトと黒酢だといわれ、猛烈な注文が中国からやってきた。
いまもSARS病原菌は特定されていないが不衛生な動物買い、愛玩動物の生肉を食する習慣(とくにハクビシン説が有力だった)などと言われた。黒酢との因果関係は、ついに究明されずに終わった。
黒酢の産地は鹿児島と愛知県など。半田市の黒酢メーカーはフル稼働となった。因果関係は科学的に解明できなかった。しかし中国では、こんどは食塩が売れて、各メーカーは大増産に突入している。
日本でもコンビニで「?」と、首をかしげるような品物も売れている。そろそろ、買い占めパニックも収束しそうだが、発電所の恢復が相当遅れるだろうから、銀座のネオンは一年ほど恢復に時間がかかりそう。
     
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  読者の声 どくしゃのこえ ドクシャノコエ DOKUSHANOKOE
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(読者の声)「原子力知識教育の重要性」川口マーン恵美氏の情報によると、今回の福島原発の事故ではチェルノブイリ事件の後遺症を持つドイツ人がパニッくっているということである。
原子炉の種類も状況も全く違うのであるが、チェルノブイリ事件で大きな被害があったので一概に笑うことはできない。しかし一般に放射能の安全性、危険性について世界の人々は知識が足りないように思われる。
日本の被曝事件を見ると、放射能被害では最大の原爆がある。しかし本メルマガで紹介されたK氏の場合、広島地方で爆心地から20Kmの地点で演習中実際に原爆の放射線をあび、白血球が半減したのに長生きしている。それだけでなく、元気で自衛隊を支援する会を指導している。
また盛岡在住の知人は広島で被爆した軍人であるが、被爆の大衝撃で気を失い、気がついたら死体の集積場に積まれていた。あぶなく火葬にされるところだったという。
しかし重傷を負ったが戦後立派に生き抜き今もカクシャクとしている。広島、長崎市も原爆投下の放射線で半世紀は草も木も育たないだろうと言われたが、現実はご存じのとおり半世紀を経ることもなく緑豊かな都市に再生している。
ということから放射線の被害は過大に論じられているのではないか。宇宙からは微弱であっても絶えず放射線が地球上に降り注いでいる。
多くの人は放射線によるガン発生を恐れるが、特に放射線に当たらなくてもガンは発生している。いわゆる基準値も放射線被害は個体差があるうえ、長期的な影響もあるので、簡単には決められないようだ。
このたびの原発事故復旧作業でも、政府は作業場所が被ばく量制限値を超えていたので、急遽制限値を上げてクリアしたという。これもやむを得ないとはいえ本末転倒でおかしな話である。監督官庁もよくわかっていないのであろう。
エネルギー資源のない日本にとって、原子力の利用は不可欠である。そこで国民が原子力に対して無知による無用の不安を抱かないように、義務教育で正しく教えるべきである。この知識は事故時における無駄な行動を抑制するだけでなく、立地を含む原発政策の決定にも必要である。原子力が怖いからと言って不適切な場所に原発を建設するほど危険で愚かなことはない。
今回の福島原発の事件も結局、地震、津波が起こる地域に原発を建設した政府の怠慢と国民の無知が生んだ人災と言えるのだから。(東海子)
(宮崎正弘のコメント)いまがピークの反原発論調、引き続き左翼による原発廃止運動が起きてくるでしょうが、電力の30%を原発に依存する日本の存亡がかかっています。計画停電が長期化する裡に議論のゆくえは変わると思いますものの・・・。
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(読者の声)昨日付けの西村真悟先生の「時事通信」でも、国債200兆円の発行を提唱されていました。宮崎正弘先生と同じ金額、200兆円。日本で奇しくも、ここまで大胆なことを言っている、おふたりには共通性がありますが、打ち合わせでもされたのでしょうか?(UI生、埼玉)
(宮崎正弘のコメント)それは偶然の一致です。西村先生とは3月5日に大阪で会いましたが、そもそも震災前ですし、そういう話は一切していません。それより「パフォーマンスだけを狙って震災翌日に福島原発を視察して初動を遅らせたのは誰か。その責任を他人におしつけ、うまく行けば自分の手柄にしようとしている、まったく自衛隊の最高司令官にふさわしくない人が、その位置にいる」とずばり本質を剔った、西村さんの指摘は冴えていますね。
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(読者の声)ドイツのマスコミにおける原発報道の酷さを読むと、他人の不幸を喜ぶ特定アジアの国々にも劣ります。ドイツ人のコンプレックスの裏返しとはいえ悲しくなります。
ドイツは国家が統一されたのは1871年、しかもプロイセン王国やバイエルン王国などの連邦国家でした。欧州では後発産業国家であり、いまだに教会税(8~9%:昔の十分の一税)があり、教会が国家から税金を補填される中世的な世俗国家らしからぬ面があります。
江戸時代の寺の檀家制度は16世紀の欧州の教区制度を取り入れたものだという説がありますが、今では政教分離が行き過ぎて地鎮祭訴訟やら靖国神社の玉串料まで問題にされるほど。
ヒトラーは、『我が闘争』内において、日本人を「模倣のみに優れ、反映によってのみ輝く月のような存在」として「太陽のごとき」アーリア民族の下に置かれている二流の民族とみなしていますが、今のドイツ人の本音も同じではないでしょうか。
ドイツでは第一次大戦で国王が亡命し帝国崩壊、第二次大戦ではヒトラーが自殺し第三帝国滅亡。現在は欧州内で経済力ではダントツですが政治力は英仏にかなわない。トルコ人移民政策は失敗し社会問題化している。
対する日本、戦争で負けたとはいえ政府も皇室も存続しました。戦後の検閲・洗脳による自虐史観から目覚める人も増えており、南京問題や慰安婦問題も政府の公式見解は別として民間の反論は自由です。
ナチス・ドイツ当時の欧米諸国はユダヤ人難民を受け入れず、イギリスは中東でユダヤ難民船に発砲し不法移民として勾留キャンプへ送り、アメリカは1939年にハンブルクを出港した「セント・ルイス号」のユダヤ難民936名を追い返した。フランスやスイスも同様です。
これらにより暗黙の了解が得られたと、ナチス・ドイツがユダヤ人迫害を強めたとする見方もありますが、ドイツではユダヤ人問題については反論すら許されない。ドレフュス事件やポグロムなどユダヤ人迫害は欧州諸国で続いていたのに、ユダヤ人問題ではドイツにだけ責任を押し付けて断罪している、とは言いたくてもいえない。
そんなドイツ人の不満の矛先を日本に向けて精神の安定を保っているのかもしれませんね。(PB生)
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(読者の声)このたびの東北大震災において、生半可な知識を持った総理より、余計な事をしない素人の国民のほうが、より手際よく対応できたのではないか。
村山総理の時は、災害の察知が遅れ「何せ初めてのこと」であったので、初動遅れは否めなくとも、自らは出過ぎず各機関に任せて最低限の対応ができた例もある。現政権では政治主導の履き違えとパフォーマンスが多すぎる。
政治主導では自衛隊に全権を委任して、消防・警察を指揮下に入れ一元的に組織する事はできないのか。
これにより最大組織の自衛隊の能力を初動において迅速かつ最大限に発揮できたと思う。今からでも遅くない。捜索の判断、救援物資空輸、患者後送等の任務が警察・消防機能と業務分担により広範な地域に対し効率的に整斉と実施できる。政治がやるべきことは、他に多くあるはずだ。陸自輸送ヘリ部隊のOBとして苛立たしく思う。ましてや自衛隊を「暴力装置」と暴言を吐いた仙石氏が再登板とは何としたことか。
破損原子炉の冷却水が枯渇し限界に至り、君塚栄治総監が、官邸の状況を察知して陸自ヘリに空中散水を命じたと防衛大臣がコメントしたが、これは日頃からの管内閣の無責任な対応の象徴である。
場当たり的でなく、組織の意見を聞き、やるならば早く自ら命令すべきであったと思う。ヘリ部隊としては初めての経験で、目に見えない放射線を敵とした空中注水任務は、水量からして必ずしも効果は期待できなかった。しかし、その後の消防車群の活動に見られるように消防隊員には大いに勇気を与えたと思う。
不安を克服して最初に行動した彼らを讃えることが、今後の救援活動全般に大きな力を発揮させるものである。菅総理には、明日からは責任逃れの抱きつきを止めて、虚ろな眼差しを見せず冷静に職務を遂行して頂きたい。
「管」なれば少しは先の見通しがきくものを、残念である。パフォーマンスはごめんだ。(肥後モッコ)
(宮崎正弘のコメント)危機管理能力ゼロは前から分かっていたことですが、当人らに、その自覚がないのが犯罪的です。北朝鮮も中国も嗤っているでしょうね、こんな国なら攻めるに易し、って。自衛隊がいかに優秀でも最高指令官があれじゃぁ。
杜父魚文庫

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