7508 石巻の避難所にルース駐日米大使夫妻らが激励訪問 古沢襄

ルース駐日米大使が23日、被災した宮城県石巻市の避難所に、黒いジャンパーとズボン姿に登山靴を履くラフな姿で慰問した。夫人も同伴、「アメリカは日本の友人にどんなことでも支援していく」と避難民たちを励ました。
<東日本大震災で、米国のルース駐日大使が23日、宮城県石巻市の避難所を訪れた。今回の震災で大使の被災地訪問は初めて。「日本の皆さんと一緒に災害を乗り越えたい」と住民らを励ました。
大使は黒いジャンパーとズボン姿に登山靴を履き、夫人らとともに約1200人が避難する渡波小学校を訪問。亀山紘市長から被災状況の説明を受けた後、住民が避難生活を送る教室や体育館を回った。
教室内では、毛布にくるまって寒さをしのぐ避難者1人ずつと10秒以上抱き合いながら、「全面的に支援したいと直接伝えたかった」と語り掛けた。松坂とき子さん(76)は「力強かった。ありがたかった」と感謝していた。
体育館に入った大使は「力強く生きていることに深く感動した。日本の皆さんと一緒に災害を乗り越えたい」と話した。夫人や同行した米太平洋軍司令官らがチョコレートやおもちゃを配ると、子どもたちは笑顔で受け取っていた。
大使は訪問後、「大変な苦労があると思うが、小さい子どもを見て、希望が目に見えた」と語った。(時事)>
<ルース駐日米大使夫妻と米太平洋軍司令官のウィラード大将夫妻らが23日、約1200人の被災者が暮らす宮城県石巻市立渡波(わたのは)小学校を慰問に訪れた。
同市の亀山紘市長の案内で、体育館に姿を見せたルース大使は沈痛な表情で、「痛ましい惨状に言葉を失ったが、皆さんの力強く生きる姿に感動した。アメリカは日本の友人にどんなことでも支援していく」と述べ、被災者から大きな拍手を浴びた。
ルース大使は立ち膝になり、座っている住民の肩を抱いて激励。ウィラード大将から人形セットを贈られた同市大宮町の女児(7)は「これで友達と一緒に遊びます」と話し、お礼に折り鶴を手渡した。(読売)>
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