7549 カダフィの出身地も陥落した模様 宮崎正弘

リビア政府軍、今度は英米仏の空爆により劣勢。カダフィの出身地も反政府勢力の手に陥落した模様。
アルジャジーラ(3月28日)に拠れば、英米仏などで構成される多国籍軍が3月27日にカダフィ大佐の出身地・トリポリ政府軍の拠点でもある、シルトを初めて空爆した。
また首都トリポリの軍事拠点をピン・ポイント爆撃した。カダフィ政府軍は空爆を避けるためシルトから首都トリポリに向け、退去した。
勢いに乗るリビアの反体制派は同日、産油地帯のブレイガ、ラスラヌフ、ベンジャワードを相次いで政府軍から奪回した。
ベンガジを拠点とする反体制派のスポークスマンは「カダフィ大佐の出身地である中部の主要都市シルトを攻略した」と発表した。リビア国営メディアは多国籍軍を「植民地主義の侵略者」と非難した。
ともかく西側の空軍力を借りて、反体制派が攻勢に転じたのだ。
ベンガジ側は「一週間以内に石油の輸出を開始する見通し」とのべ、今後、安定した外貨収入源を確保することで行政機構の整備に着手できるとしている。
一方、米国は荒っぽい空爆のあと、リビア介入の主導権をNATOにゆだね、しかもカダフィ殺害は選択肢にないと言明しているので、リビア内戦が長期化することになれば、スーダンがそうしたように、国土二分割案などが国連に浮上し、中間に国連停戦監視団が駐在する雲行きとなる可能性が高まった。
        
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 読者の声 どくしゃのこえ DOKUSHANOKOE ドクシャノコエ
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(読者の声)被災地へボランティア活動、頭の下がる思いです。ところが、面妖なことが伝わっています。各地に極左のピースボートが出現し、巧妙にボランティアに紛れ込んでいます。また自民党の長島議員は中越地震のときのノウハウとネットワークがあるので、ボランティア担当補佐官に連絡を取ろうとしても、辻本某女は十日間も連絡を取らず、しかも野党からの要請は「聞き置く」という態度だった由です。(HJ子、栃木)
(宮崎正弘のコメント)もう一つ、或るアメリカ人、任務のため仙台に赴いて活躍している人ですが、被災地に警察が不足している。被災地で末端の治安が悪化していると言っております。自警団結成に東京から応援に駆けつけている有志もいます。
杜父魚文庫

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