7557 東日本大震災と放射能汚染に北が関心 古沢襄

北朝鮮は東日本大震災とそれに伴う放射能汚染に対する懸念を示したという。これは韓国と北朝鮮が開いた”白頭山火山協議”の民間専門家会議で北朝鮮側から出された。
これに対して韓国側から東日本大震災による被害は特に出ていないと答えたことを、聯合ニュースが伝えている。
白頭山の火山活動については、地震専門家らが、白頭山付近の地域で火山ガスの二酸化硫黄が噴出されていると主張。噴火の可能性を指摘している。一部では2014~2015年に噴火するとの主張も出ている。噴火に伴う地震活動によって、原子力施設が被害を受ける懸念を持ったのかもしれない。
<【ムン山・南北出入事務所29日聯合ニュース】中国と北朝鮮の国境に位置する白頭山(中国名:長白山)の火山問題を協議する南北の民間専門家会議が29日午前、京畿道・ムン山の都羅山南北出入事務所で始まった。韓国取材陣に公開された会議の冒頭部分で、北朝鮮側代表団は東日本大震災とそれに伴う放射能汚染に対する懸念を示した。
北朝鮮側団長を務める火山研究所のユン・ヨングン副所長は、開城では雪が降ったが3月末の雪は「奇想天外」だと話し、「気象現象はよく分からないもの、地震も分からないものだ」と述べた。日本の地震後、韓国側に被害はなかったかと尋ねた。通信資料などから、日本の原発事故で漏出した放射能が韓国でも検出されたことを知ったと述べ、北朝鮮にも放射能汚染が及ぶことを考え、積極的に監視するとの考えを示した。
東日本大震災のすぐ後、北朝鮮の地下水観測地では水が約60センチメートルほど波打ち、濁った水が湧き出すなどの現象が多くみられたと紹介。日本に近い場所にいる北朝鮮にも影響は及ぶようだと述べた。
韓国側首席代表のユ・インチャン慶北大学地質学科教授は、韓国では東日本大震災による被害は特に出ていないと北朝鮮側に伝えたほか、今回の会議のテーマには多くの韓国国民が関心を寄せ、心配していると述べ、この会議がうまく行くことを望んでいるとした。
南北代表団は、北朝鮮側が議題として提示した白頭山火山と関連する共同研究と現地調査、学術討論会など協力事業の推進案をめぐり集中的に話し合うと伝えられる。実質的な合意に到達するか、これを土台に民間協議が政府当局間会談に結びつくかが注目される。
白頭山の火山活動については、地震専門家らが、白頭山付近の地域で火山ガスの二酸化硫黄が噴出されていると主張。噴火の可能性を指摘している。一部では2014~2015年に噴火するとの主張も出ている。(聯合)>
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