7561 米国自動車市場を襲った東日本大地震 宮崎正弘

米国ディーラーが悲鳴。日本車の新車キャンセル、部品が来ない。自動車ディーラーも未曾有の経営危機。日本車が足りない、修理が出来ない。
トヨタの米国販売網が悲鳴をあげた。修理センターなどで233の部品が不足して、修理ができない状態。部品の多くが日本から輸入されているためで、すくなくとも向こう30日は部品が入らない。
東日本大地震は米国市場を襲った。
米国ディーラーによれば、日本車の新車注文のキャンセルも続いており、中枢部品が来ないため消費者の不満、あるいはほかの車へ移行する。こうして米国の自動車ディーラーも未曾有の経営危機に陥った。
ホンダは五月の新車注文をすべて断っている(ウォールストリート・ジャーナル、3月30日)、日産は海外部品供給の代替工場を模索しているが、いずれにしても日本車の部品が足りないため、メインテナンス、修理不能状態になった。 
自動車産業ひとつとっても日米の結びつきはこれほど深かったのだ。
     
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◎毎日一行● 内閣参与が十五名? 船頭が多いと何も決まらないゾ 
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(読者の声)貴誌前号のコメントで「無能政治家の「国有化発言」などあまりに不用意な発言」とありました。民主党政権は鳩ポッポの時から閣僚も党役員も好き勝手なことばかり言っていましたが、この非常事態でもまったく変わりませんね。
日経WEB版の報道では『枝野幸男官房長官は29日の記者会見で「現時点で(一時国有化などの)そういった検討を政府の機関で行っていることはないと認識している」と発言。一方、玄葉光一郎国家戦略相は同日の閣議後の記者会見で「東電のあり方について、様々な議論が当然あり得る」と指摘した』
もう政権の体をなしていません。東京電力の株価をみていても東証など空売り規制してもいいと思うのですが何もせず外資系証券の草刈り場。
自己の権威を誇示することには懸命で、うまくいかないと責任転嫁、最後は放り投げる、というのはお隣りの半島の政治家そのもの。やはり民主党は成りすまし、国籍ロンダリングが多いのでしょうか。
菅政権が世界各国からの支援を断りまくっていたことや、どさくさにまぎれて辻本・仙石などを中枢に入れる人事を見れば『日本崩壊』を目指しているようにしか思えません。
仙石は菅が不倫騒動で出版社を訴えた時の弁護士、辻本はカンボジア復興支援でヘトヘトの自衛隊員に向って「あんた!そこ(胸ポケット)にコンドーム持っているでしょう」 と暴言を吐いたといいます。当時のプノンペンでは路上に「No.1」というベトナムのコンドームがたくさん落ちていたのは事実ですし、ベトナム人の娼婦は通常で2~3ドル、安ければ1ドルといわれていました。
プノンペンの英字紙には未成年の女性を買って逮捕された日本人の氏名・年齢・パスポート番号・所持品リストまで報じられていましたから自衛隊員がそんな場所に行くはずがありません。
時代が時代なら座敷牢に幽閉されてもおかしくないほど無能な総理でも日本は平常運転、あらためて日本国民の民度の高さに感心します。タイの政治状況だったらクーデタが起こってもいいのでは? と思えるほどのグダグダの日本ですが合意形成に時間はかかってもいざとなると一気呵成で変革を成し遂げる。「平成の開国」ではなく「平成の維新」がおこってもいい時期かもしれません。(PGB生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)辻元センセを選んだ愚民の選挙区って、どこでしたか? ともかくおちゃらけ情緒は次の選挙ではあり得ないことを祈りたい。
杜父魚文庫

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