7626 西岡参院議長が政権批判 古沢襄

政局はにわかにキナ臭くなってきた。西岡参院議長は7日の記者会見で東日本大震災への菅政権の対応について「会議が踊っている。参院議長としても黙っていられない」と、政府批判を繰り広げた。議長は「今の状態のままなら、菅内閣が将来にわたって国政を担当することは許されない。菅首相が(忠告を)聞かなければ、アクションを起こさざるを得ない」と述べた。
また民主党は内閣法制局長官ら官僚の答弁禁止を盛り込んだ国会法改正案の撤回を決めたが、同法案の筆頭提出者である小沢一郎元代表の同意が必要となっている。難題山積で菅首相がイラつく場面が出てきそうだ。
<西岡参院議長は7日の記者会見で、東日本大震災への菅政権の対応を批判し、「今の状態のままなら、菅内閣が将来にわたって国政を担当することは許されない。菅首相が(忠告を)聞かなければ、アクションを起こさざるを得ない」と述べた。
与党出身の議長が首相に退陣を迫る可能性に言及するのは極めて異例だ。
西岡氏は、首相が復興計画策定のため「復興構想会議」を新設することについて、「首相が復興方針を示して具体的に取りかかるべきだ。いくつ会議を作れば気が済むのか。責任逃れとしか思えない」と酷評した。
東京電力福島第一原子力発電所で低濃度の放射性物質を含む汚染水を放出した問題については、「漁業関係者に知らせなかったのは、許されざる行政だ」と指摘した。西岡氏は震災発生直後から政府の対応に不満を募らせており、「会議が踊っている。参院議長としても黙っていられない」と、政府批判を繰り広げた。(読売)
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