7658 民主代議士会で岡田辞任論相次ぐ 古沢襄

十二日の民主党代議士会で統一地方選挙の前半戦で惨敗した責任を求めて、岡田幹事長の辞任要求が相次いだ。幹事長席にいた岡田氏に向かって「いつまでそこに座ってんだよ」と痛烈なやじを飛んだ。
岡田氏は「執行部の力不足も当然ある。大変申し訳なく思う」と陳謝したが、小沢一郎元代表を支持するグループは納得していない。
12日の参院常任役員会で森裕子氏は「岡田氏はすぐに辞めるべきだ。野党対策ができておらず、選挙にも勝てていない」と批判し、松木謙公前農林水産政務官も記者団に「選挙に負けても、責任はいつも通り取らないということだろう」と皮肉った。
<統一地方選前半戦で惨敗した民主党内で12日、岡田克也幹事長の辞任を求める声が相次いだ。岡田氏は昨年9月に就任して以来、主要な選挙でことごとく敗北しており、同日告示された衆院愛知6区補欠選挙も政権政党として異例の不戦敗に追い込まれたためだ。
12日午後の代議士会で、小沢一郎元代表を支持する山本剛正氏は、幹事長席にいた岡田氏に向かって「いつまでそこに座ってんだよ」と痛烈なやじを飛ばした。
その後も山本氏を含む小沢氏系の若手議員3人が発言し、統一選の敗北について「執行部は責任を感じていただきたい。勇気を持った決断をお願いしたい」(村上史好氏)などと要求した。東日本大震災を受け、小沢氏系議員は菅直人首相の責任追及に表立っては動きにくく、矛先が岡田氏に向けられた形だ。岡田氏は「執行部の力不足も当然ある。大変申し訳なく思う」と陳謝した。
ただ、岡田氏は11日未明に引責辞任を否定。同日午後の記者会見では、今回行われた41道府県議選について、党公認候補に限れば4年前と比べて12議席増えたとする資料を配り、「三重県知事選は負けたが、三重県議選は全員当選」と強調してみせた。
こうした岡田氏の姿勢に小沢氏系議員は反発。森裕子氏は12日の参院常任役員会で「岡田氏はすぐに辞めるべきだ。野党対策ができておらず、選挙にも勝てていない」と批判し、松木謙公前農林水産政務官も記者団に「選挙に負けても、責任はいつも通り取らないということだろう」と語った。小沢氏と距離を置く議員からも「岡田氏の地元の三重県知事選で敗れたのは重い」と突き放す声が出ている。(時事)>
<統一地方選前半戦で民主党が敗北したことをめぐり、12日の党代議士会で、小沢一郎元代表に近い衆院議員らから菅首相(党代表)や岡田幹事長ら党執行部の責任を追及する声が相次いだ。
村上史好氏は「野球でもサッカーでも、成績がふるわなければ監督、コーチが代わってチームを立て直すのは普通のことだ」と、執行部退陣を求めた。木内孝胤氏は「公正な組織運営をしないと何も前に進まない」と訴え、山本剛正氏は「我々は執行部の駒じゃない」とぶちまけた。
岡田氏は前半戦の結果について、「若干(議席を)減らす結果」とした上で、「執行部の力不足も当然ある。申し訳なく思う」と陳謝した。ただ、「幹事長はいつまでそこに座っているんだ」とヤジが飛ぶと、「誰だ、今言ったのは。手を挙げて言え」と激高する場面もあった。(読売)>
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