7685 黄門様が「松本健一氏をクビにせよ」と吠えた　古沢襄

孤軍奮闘している佐藤福島県知事の叔父さんに当たる民主党の渡部恒三最高顧問は、首相官邸で菅首相と会った後の記者会見で「側近はクビにすればいい」と吠えた。
１５日、ＪＡ福島中央会の庄条徳一会長らと首相と会談したのだが、当然のことながら福島原発の避難対象区域をめぐり松本健一内閣参与との間ででた「当面住めない」の真意が俎上にのぼった。首相は自分の発言ではないと否定したという。
黄門様は、そんな軽はずみな発言を記者団に言った松本氏を内閣参与から外せ！と憤懣やるかたない。
松本氏を内閣参与に引き入れたのは仙谷前官房長官だったから、仙谷氏を通じて内閣参与の辞表提出を求めることになるかもしれない。枝野官房長官は「適切な対応を検討しなければならない」と黄門様の怒りを引き取った形なのだが・・・。
だが、待てよ！本当は菅首相の発言だったのが、事の重大さに気づいた松本氏が自分の発言として被ったのではないか。だとすれば「松本氏を内閣参与から外せ！」というのは、かなりの無理筋になる。真相は藪の中なのだが・・・。いずれにしても口は災いのもと。
杜父魚文庫