北京高官が予測。ウォールストリートジャーナルとフィナンシャルタイムズが大きく報道21日付けの米紙ウォールストリートジャーナルと英国フィナンシャルタイムズが大きく報道している。
猛烈なインフレを招来したのは人民元安である。これはインフレを加速させ、さらに猛烈なインフレをよびこむから自壊作用である、と欧米エコノミストは中国に警告を続けてきた。
「過去の通貨安による輸出増大、外貨準備高加速というパターンは終わった」。すなわち外貨準備三兆ドルは、中国国内に通貨供給を膨張させ、またまたインフレを助長させる悪循環に陥ったのだ。
北京の高官はウォールストリートジャーナル紙に「近く大幅な人民元切り上げがあると観測される」と語った。
ところで東日本大震災直後から、日本から逃げだした中国人は18万5000人。このうち、すでに8万6000人が日本に舞い戻っている実態が判明した(法務省速報)。中国からの日本観光団もぼちぼち復活の兆しがある。
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読者の声 どくしゃのこえ ドクシャノコエ DOKUSHANOKOE
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(読者の声)中国のインフレに関する記事がありましたが、北京在住の日本人女性のブログによると、タクシー代に燃油サーチャージが1元加算されていたのが4月9日から2元になったそうです。3km以上の距離にかぎられるようですが。
http://plaza.rakuten.co.jp/yorinotorimidori/diary/201104110000/
銀行の5年定期が5.25%という記事もありますが、日本のバブル期は3年定期で6%超、中国の猛烈なインフレに対してはまだ金利が低いように思われます。
日本は第二次オイルショックでガソリンが1リットル180円まで上がりましたが、なんとか乗り切りました。中国は原油価格高騰の影響をまともに受けバブル崩壊へまた一歩近付いているようです。(PB生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)中国のバブル崩壊はとうに始まっています。金融政策でごまかしているのですね。電力会社が「メーターの使われていない不動産物件」を調査しました。なんと6500万戸!ところで3月に上海から福建省をまわりましたが、各地のタクシーは一元増でした。
杜父魚文庫
7718 人民元、ちかく大規模に切り上げ観測 宮崎正弘

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