7824 ビンラディン殺害でオバマ支持率が急上昇  古沢襄

オバマ米大統領の支持率が57%と、前回調査から11ポイント急上昇した。米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙とCBSニュースの世論調査である。
ウサマ・ビンラディンの殺害を決断した大統領に米国民は支持を表明した。英ロイターは「この支持率上昇が長続きする可能性は低い」とみている。2003年にイラクのフセイン元大統領が拘束された後、当時のブッシュ大統領の支持率は8ポイント急上昇したが、一時的なものだったからである。
まだ2012年の大統領選でオバマ再選が確実になったとは言い切れない。
<[ニューヨーク 4日 ロイター] 4日に発表された米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙とCBSニュースの世論調査では、ウサマ・ビンラディン容疑者の殺害を受け、オバマ大統領の支持率が57%と、前回調査から11ポイント急上昇した。
ただ、この支持率上昇が長続きする可能性は低いとみられる。過去のNYT/CBS世論調査でも、2003年にイラクのフセイン元大統領が拘束された後、当時のブッシュ大統領の支持率は8ポイント急上昇していた。
また、オバマ政権の経済運営については、前回調査と同様、不支持が過半数となっているが、2012年の大統領選に向けて国民の目は再び国内問題に向かうとみられる。
一方、米国民の60%以上が、ビンラディン容疑者の殺害を受け、米国を狙った過激派の報復攻撃が増える可能性があると考えていることも今回の調査で分かった。
USAトゥデー紙とギャラップが成人645人を対象に実施した別の世論調査でも、全体の62%が、向こう数週間以内に米国で「テロ攻撃」が行われる可能性が「非常に高い」もしくは「ある程度高い」としており、長期的にはそうした脅威が減ると考えている人の割合は54%だった。(ロイター)
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