7993 重要な話は電話で済ませる仙谷氏  古沢襄

大連立が出来る可能性は薄いとみているが、ポスト菅をめぐって仙谷官房副長官が水面下で激しく動いている。野党の幹部と料亭やホテルで会談するのは流行らない。重要な話は電話で済ませるのが政治のスタイルとなっている。
六月四日といえば、まだ菅首相が早期退陣を否定し、本会議を欠席した小沢一郎氏の追加処分を党執行部が検討していた頃である。この時に仙谷氏はたちあがれ日本の園田博之幹事長に新政権下で連立参加を含めた協力関係を電話で話合っていた。
当然のことながら仙谷氏は自民党とも連立もしくはそれに近いものを打診していたのであろう。仙谷氏の変わり身の早さは定評がある。だが、この動きは小沢抜きの連立工作だから、話を聞いた小沢氏は「仙谷がウロチョロしている・・・」と不快感を隠さない。
<たちあがれ日本の園田博之幹事長は8日の記者会見で、民主党の仙谷由人官房副長官、安住淳国対委員長から4日に電話で「自民、公明、たちあがれに連立もしくはそれに近いものを打診する可能性があると言われた」と述べ、連立参加を含め新政権下での協力を求められたことを明らかにした。
園田氏によると、これに対し、検討の条件として、小沢一郎元代表の影響力排除や期間を区切ること、さらに公約の整理が必要と指摘した。
会見で園田氏は、菅直人首相が退陣していないことなどを理由に「参加の是非を議論する段階にない」と述べた。(時事)>
<民主党の仙谷由人官房副長官がたちあがれ日本の園田幹事長に対し、菅首相退陣後の大連立を視野に協力を呼びかけていたことが7日、明らかになった。
仙谷氏は4日に電話で協力を求め、園田氏は党内に諮る考えを示した。たちあがれ日本では、大連立参加には慎重な声が強く、閣外協力の案も出ている。(読売)>
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