8021 アメリカが最も恐れる中国の海の兵器とは 古森義久

【大反響! 巨弾連載】古森義久ワシントン報告「アメリカの中国研究」第3回 海軍力 アメリカが空母艦隊出現よりも恐れるもう一つの海の近代化兵器
中国の軍事の実態をアメリカの専門家たちがどうみるか、という報告です。今回の第三回は中国の海軍力です。見出しは「アメリカが空母艦隊出現よりも恐れるもう一つの海の近代化兵器」となっています。その兵器とはなんなのか。
今回の記事の冒頭を紹介します。
「航空母艦の配備、戦略弾道ミサイル搭載の潜水艦、近代化する攻撃型潜水艦と、1990年代後半から始まった中国海軍の増強。アジアの海域を制覇するかのようなこれらの動きは、日米同盟に影響を及ぼし、米海軍の明らかな脅威となっている。大反響「アメリカの中国研究」第3回は、米国防総省のみならず議会までもが注視している「海軍力」の研究をレポートする」
「ポール・ジアラ氏といえば、日米防衛問題にかかわる関係者の間ではかなり知られた人物である。1990年代の前半には4年ほど国防総省の日本部長を務めた。当時の私も日米安保関連の取材ではよくジアラ氏に接触した。彼はアメリカ海軍のパイロット出身で海軍大学での海軍戦略研究にもたずさわった。
ところが日米防衛問題のそんな専門家が最近は中国の海軍の研究に取り組んでいると聞いた。意見を尋ねにいった。そもそも日本の専門家がなぜ中国の海軍の研究なのか。
『中国海軍というのは、いまやまさに日米防衛問題なのです。中国海軍の台頭と拡大は日米同盟への挑戦だからです。中国海軍はいま西太平洋や東アジアの全海域でのアメリカ海軍の年来の制海権にチャレンジしているのです』
ジアラ氏の説明は簡単だった。つまり中国の海軍は日米同盟に大きな影響を与えるところまで増強されてきたというのである。だから日本の防衛の専門家までが中国の海軍の研究に回るようになったというわけだ。象徴的な動きだといえる。」(以下略)
杜父魚文庫

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