8117 民主党の代表経験者四人が菅退陣を迫る構想  古沢襄

早期退陣の気配をみせない菅首相に対して、民主党の代表経験者が一致して退陣を迫る動きが出ている。八日、前原前外相がすでに鳩山前首相に打診していたことが明らかになった。鳩山氏は態度を留保したといわれる。前原氏そのものがポスト菅の有力候補なので、この構想には前原氏の思惑があると疑念が持たれている。
前原氏は小沢元代表に近い山岡副代表とも会談したが、次期党代表選に出馬すべきとの山岡氏の提言に対して慎重な姿勢を示したという。山岡氏も小沢グループが前原氏を推すと明言したわけでない。いわばキツネとタヌキのジャブの応酬といったところ。
民主党の代表経験者は菅、鳩山、前原に各氏に小沢氏と岡田幹事長の五人。四人の代表経験者が揃って菅首相に早期の退陣を促すのは、それなりに効果があるが、ポスト菅をめぐるそれぞれの思惑がからむので、鈴をつける役は前原氏ではない方がいいのではないか、
<民主党の代表経験者がそろって菅直人首相に早期退陣を迫る構想が浮上していることが8日、分かった。前原誠司前外相が既に鳩山由紀夫前首相に打診、鳩山氏は回答を留保している。「ポスト菅」候補の一人に取り沙汰されている前原氏の動きは臆測を呼びそうだ。
党代表経験者は、菅、前原、鳩山各氏のほかは小沢一郎氏と岡田克也幹事長。関係者によると構想は、前原、小沢両氏と親しい稲盛和夫日本航空会長が発案した。このため、小沢氏が関わっているとの見方もある。岡田氏は前原氏から打診を受けていないとしている。(時事)> 
<民主党の代表経験者がそろって菅直人首相に早期退陣を迫る構想が浮上している。前原誠司前外相が鳩山由紀夫前首相に打診した。
党代表経験者は、菅首相を除くと、前原氏、鳩山氏、小沢一郎元代表、岡田克也幹事長の4人。菅首相が早期退陣すべきだという点では一致しているとみられる。
一方、前原氏は8日、国会内で元代表に近い山岡賢次副代表と会談した。山岡氏は次期党代表選に出馬すべきだとの考えを伝えたが、前原氏は慎重な姿勢を示した。(毎日)>
杜父魚文庫

コメント

  1. 通りすがり より:

    今回、玄海原発の再稼動に向けてのすべての環境が整ったところに、突然、菅は原発のストレステストの実施を発表しました。
    これは、菅の単なる思い付きではなく、全原発を停止するために用意周到になされたことです。
    菅の予想どうりに、玄海町と九州電力は大混乱に陥り、玄海原発も再稼動中止に追い込まれました。さらに、このまま行けば、日本中の原発も来年の夏にはすべて稼動停止に追い込まれるでしょう。
    恐らく、左翼イデオロギーである「反原発」に従って、これからも着々と原発を廃止に追い込んでいくつもりでしょう。
    繰り返しますが、これは、菅にとっては計画通りなのです。従って、世間からどんなに批判されようが、菅は絶対に辞めないでしょう。

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