民主党の代表経験者・鳩山前首相、小沢一郎、前原誠司、岡田幹事長の四者がそろって首相官邸に押しかけ、菅首相に退陣を迫る・・・前原構想なのだが、鳩山氏は前原氏の打診に対して「首相を支えている人が言うべきだ」と断っていたことが11日明らかになった。
前原氏は代表経験者による共闘作戦について「首相はさらさら辞める気はない。党内の若手からは何とかしてくれと嘆願されており、自分なりに出来ることを考えた」と周辺に打ち明けている(読売)というが、党内にはその効果を疑問視する声が最初からあった。
鳩山氏がいう”首相を支えている人”とは岡田幹事長を指している。岡田氏が首相の早期退陣を具体的に迫らないかぎり、代表経験者による共闘作戦は不発に終わるとみたのであろう。しばらくは岡田氏のお手並み拝見ということか・・・?
<民主党の前原誠司前外相が、党代表経験者がそろって菅直人首相に早期退陣を迫ることを鳩山由紀夫前首相に打診したのに対し、鳩山氏が10日に電話で「首相を支えている人が言うべきだ」と断ったことが分かった。与党関係者が11日、明らかにした。
これに関し、同党幹部は11日、首相が退陣の条件としている特例公債法案と2011年度第2次補正予算案、再生可能エネルギー促進法案の三つについて「8月の第1週までに成立させたい」と語った。成立後速やかに次期代表選を実施したいとの考えも示した。
ただ、同幹部は「希望的観測だ」と述べ、それまでにすべて成立させるのは困難との認識も示した。(時事)>
<民主党の代表経験者がそろって首相官邸に押しかけ、菅首相に退陣を迫る構想が浮上している。
退陣表明しながら居座り続け、混乱を次々引き起こしている首相へのいらだちを募らせる前原誠司前外相の主導によるものだが、効果を疑問視する声もある。
党代表経験者は、首相を除くと、鳩山前首相、小沢一郎元代表、前原氏、岡田幹事長の4人。
前原氏は今月上旬、鳩山氏に電話し、「元代表共闘作戦」を提案し、協力を要請した。代表経験者が首相官邸に押しかけ、首相が「辞める」と言うまで居座る作戦という。鳩山氏は明確に回答しなかった。
前原氏は8日には、国会内で小沢元代表に近い山岡賢次副代表と会談。もともと元代表と距離を置いてきた立場から、山岡氏に仲介を要請したようだ。
前原氏は共闘作戦について「首相はさらさら辞める気はない。党内の若手からは何とかしてくれと嘆願されており、自分なりに出来ることを考えた」と周辺に打ち明けている。(読売)>
杜父魚文庫
8128 代表経験者による共闘作戦は不発か 古沢襄

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