菅首相の辞任時期をめぐって民主党内の観測が分かれている。馬淵前国土交通相は「首相と直接話し、延命を図るなどと考えていないと感じた」と講演で指摘。一方、前原前外相は「カギは来年9月の(任期満了に伴う)代表選だ」と早々と首相続投を予測。
しかし菅退陣を迫っている鳩山前首相は自派の海江田経産相に三日に辞任するよう促した。海江田辞任が首相退陣の起爆剤になるという読みだが、果たして起爆剤になるのかどうか?
<民主党の馬淵澄夫前国土交通相は2日、東京都内で講演し、菅首相は国会会期末の8月31日よりも前に辞任するとの見方を示した。
馬淵氏は、「首相と直接話し、延命を図るなどと考えていないと感じた」と指摘し、「外交問題もあるので、会期内ぎりぎりの話ではなく、次期首相が縛られることがないよう決断されると思っている」と語った。(読売)>
<民主党の前原誠司前外相は2日夜、都内で行われた中間派議員グループ「メロスネット」の会合に招かれ、次期代表選への対応について「全く白紙だ」と述べた上で「カギは来年9月の(任期満了に伴う)代表選だ」と語った。
今後の政権運営については「民主、公明両党の連立がベストだ」としながらも「自民党を含めた大連立で1年間乗り切るしかない」と述べた。(産経)>
<民主党の鳩山由紀夫前首相が海江田万里経済産業相に対し、3日の原子力損害賠償支援機構法案の成立後、直ちに辞任するよう促したことが分かった。
関係者によると、鳩山氏は1日、海江田氏に電話で「原子力損害賠償支援機構法案が成立したら辞めるべきだ」と強く辞任を促したという。(毎日)>
杜父魚文庫
8211 馬淵氏は八月に首相辞任、前原氏は来年九月? 古沢襄

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