8289 首相在任中に”脱小沢”と”脱原発”の二点セットが無視  古沢襄

”脱小沢”と”脱原発”が売り物だった菅政権なのだが、ポスト菅の候補者たちからは完全に無視されている。二十日、出馬の意向を固めている野田財務相と鹿野農林水産相が相次いで鳩山前首相と会談、それこそ”脱菅”の鳩山氏は、早速、小沢元代表とも会談。
”小鳩票”の支持なしには、代表戦に勝つことが覚束ないのは分かるが、総理官邸には退陣の意志表示をしたとはいえ、菅総理が聞き耳を立てているのに・・・現職閣僚が前首相と会談するのは穏やかでない。
見事なのは代表選の候補者たちは、”脱原発”のダの字も言わないことだ。原発依存の社会から徐々に脱する政策をとるのは、与野党ともに一致している。原発増設論者などいる筈がない。ことさらに”脱原発”をアッピールして世論受けを狙う菅手法は古い!古い!。
それにしても菅首相の在任中に二点セットの”脱小沢”と”脱原発”が、現職閣僚から無視されたのは当然といえば当然なのだが、政界には秋風が一足先に吹き始めている。
<菅首相の後任を決める民主党代表選挙をめぐり20日、出馬の意向を固めている野田財務相と鹿野農林水産相が相次いで鳩山前首相と会談、さらに鳩山氏は、小沢元代表とも会談するなど、慌ただしい動きが続いている。
鹿野農水相は20日午前、議員会館で鳩山氏と会談し、19日に自らを支持する議員から出馬要請を受けたことを伝え、意見交換した。
続いて、野田財務相が鳩山氏と会談し、野田財務相は、鳩山氏らが反対している復興増税について、「増税から逃げるわけではないが、経済情勢を見ながら判断する」と、柔軟に対応する考えを示し、理解を求めた。
鳩山氏はその後、議員会館で小沢氏と会談し、一致して代表選挙に臨むことを確認した。また、出馬の有無が焦点の前原前外相が午前、仙谷官房副長官と会談するなど、動きが活発化している。(FNN)>
<民主党の代表選挙をめぐり、鳩山前総理大臣と小沢元代表が会談しました。鳩山氏は小沢氏と歩調を合わせて誰を支持するか決める構えを見せていて、20日の会談では具体的な人選について話題になったとみられます。
また、これに先立ち、既に代表選に出馬の意向を固めた野田財務大臣と、出馬を検討している鹿野農林水産大臣がそれぞれ鳩山氏を訪れ、意見交換したということです。(TBS)>
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