8309 菅首相退陣記者会見で居眠りしていた仙谷氏 阿比留瑠比

さきほどまで、菅直人首相の辞任表明記者会見に出ていました。例によって最前列で手を挙げていたのに、司会者はこちらを見ないようにして指名してくれませんでした。まあ、予想通りでしたが、最後まで姑息な政権でありました。
で、私は菅首相が「与えられた厳しい環境のもとでやるべきことはやった」「一定の達成感を感じている」などと相変わらず自画自賛の言葉をつむぐのをやれやれと思いながらメモっていたわけですが、そのとき、ふと気づくと、仙谷由人官房副長官が明らかに居眠りしていました。
記者席から見て菅首相の右側に椅子が四つ置かれ、枝野幸男官房長官と3人の副長官が座っていたのですが、仙谷氏の頭はしばらく床面にほぼ水平になっていました。この人は歌会始で天皇陛下の目の前でも寝ていたぐらいですから、袂を分かった菅首相のくだらない演説など聴くつもりははなからなかったのでしょう。
それにしても、節目の首相辞任記者会見で副長官が眠るなんて、つくづくこの政権はなんだかなあと感じます。ずっとこんな調子で、それでいて自己評価だけは異常に高い人たちの集まりですから。ある意味、菅内閣の締めくくりにふさわしいとも言えるオチですね。
もちろん、仙谷氏本人に聞けば、寝ていたことを否定すると思いますが、この様子を見た十人中十人が「間違いない」ということでしょう。仙谷氏は、隣の福山哲郎副長官にそれとなくつつかれたのか、「はっ」という感じで目覚め、わざとらしくゆっくり顔を上げ、意味もなく眉間にしわを寄せて時計を見ていました。
仙谷氏はその後はずっと起きていたようでしたが、たびたび時計に目をやり、「早く終わらないかなあ」という様子がありありでした。それでいて、菅首相が退場する際には誰よりも深々と頭を下げるのだから、わかりやすい人です。
去りゆく人はいいとして、次の首相はどうなるのか。焦点の小沢一郎元代表は海江田万里経産相を推すという話ですが、烏合の衆ともいえる小沢グループはきちんとまとまれるのか。誰がなるにしろ、早期の解散・総選挙を求めたいと思います。
杜父魚文庫

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