成都から東へ100キロ、遂寧市付近で列車がとまった。8月31日、中国自慢の新幹線がまた惨事を引き起こすところだった。
四川省達州発、成都行きの高速鉄道が、「遂寧」駅の付近で突如停車し、煙を上げた。現地のメディアによれば乗客がパニックに陥ったという報道もある。そのまま列車は動かず、後続がとまって大混乱になった。
成都からの新幹線は三つのルートがあり、(1)成都―都江堰―青城山(2)成都―重慶(3)成都―達州。これらのうち、2と3が延長される計画。
事故のあった成都―達州間はCHR380ではなく、旧型車両が投入されており、最高時速250キロだが、あの温州事故以後、200キロを上限と制限されていた。最近は160キロで走行していたらしい。
筆者は成都―達州区間のうち、成都―南充を往復したことがあり、事故現場の遂寧は通過している(たまたま、この区間の試乗記は『エルネオス』今月号に写真入りで掲載中)。詳しくは追って。
杜父魚文庫
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